【タイの田舎でマイペースながらも奮闘する、オイスカという環境NGOにいるタイねこの徒然話です。ご訪問、ありがとうございます😊

また1週間遅れになったけど…

みんながソンクラーン(タイ正月)で帰省する頃、タイねこはバンコクへと移動。

下り線は渋滞かなあと思ったけど、それほどでもなかったのはガソリン高の影響か!?


バンコクに近づくにつれて大気汚染がひどい。

東北タイは暑かったし環境は厳しいけど、こういう大気汚染はなくて空気はきれいだった。

それに都会のバンコクは朝晩も気温があまり下がらない。

木々や自然がなくコンクリートばかりのバンコク。

便利さの裏にある住みにくさを感じる。

バンコクは住みやすいとも言われているけど、住みやすさの意味は人それぞれだからね。


バンコクで猫の親子が楽しそうにジャンプして遊んでいる平和なシーン。

スリンの猫たちも1ヶ月前まではこんなふうだったのに。

今は近所では元気な猫を見られなくなってしまった。

悲しすぎる。同じ世界でもほんの少し離れただけで平和な場所と死がものすごく身近な場所がある。

戦争や災害もそう。


こんな風に、環境も開発も教育も生活も文化も…タイ国内ではバンコクと田舎では大きなギャップというか違いをいつも感じる。

開発の遅れだったり、貧富の差によるものだったり、あるいはコミュニティ力によるものだったり。日本よりもその差異が大きいように感じる。


さて、日本に一時帰国します。

大変お世話になってきたカヤイさん一家が日本を訪問したいということになったので、今年の一時帰国を早めました。


ご主人のカヤイさんはいないけど、いつも『家族を連れていつか日本を旅して、タイねこの家に連れて行きたい』と言っていました。カヤイさんは一度だけタイねこの家にホームステイしたことがあり、父と晩酌したことをずっと楽しげに話してくれていました。

懐かしい何十年も前の出来事で、今は2人ともあちらに逝ってしまいました。


エウさんが少しづつ元気になり、日本を旅する気持ちになってくれたのも良かったなぁ。

カヤイ邸と違って我が家は田舎の狭い部屋だけど、日本の一般庶民の雰囲気を味わってもらえれば良いと思います。

季節が早すぎて花がどんどん終わってしまっているのが残念だけど…。


日本の空はめちゃくちゃきれい!

ただいま、日本!

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さて、無事にタンブンも終わり、片付けもみんなで一気にやって、その後も基地のメンバーでボチボチと片付けた。


柵なしベランダの朝のコーヒータイムは最高のバードウォッチングタイムで、その時間だけはホッとできる至福の時間だった。


でもこうした間にも、とある猫事件が起こり続けていた…。
それは猫の連続死亡事件!

その理由がわからない中、タンブン準備と当日の大騒ぎで、プーが失踪!
そうなることを予想できたので、比較的涼しい2階の部屋で扇風機を回しっぱなしにして隔離していたんだけど、タンブン準備中の基地は無法地帯。
基地を走り回る子ども集団が部屋の扉を開けて、プーは驚いて逃げ出した模様…。ゲッソリ

泣きそうになりながら、チュールの歌を歌ってあちこち探し回る変な日本人タイねこ。何十人もタンブンの準備に来てたけど、そんなことは構ってられない。
プーの命の危機なのだ!

見つけたのは基地の床下。賑やかな場所から身を隠すために、狭くて暗い床下に逃げ込んでいた。

でもそこは野良たちの住処でもある。

前回はここでノミを付けてきた。

そして今回は、野良たちの間で謎の恐ろしい流行病が確認されている。

プー、頼むからそこから早く出てきて〜!


謎のはやり病、タンブン準備中にも何匹もの猫の亡き骸を見つけた。基地の床下にいた半野良の子たちだった。

これは元気なときの写真。

床下から出てきて基地のベランダに寝そべっていたこの子たちが、ほとんど見られなくなった。10匹くらいはいたのに。まあ、タンブンの大騒ぎにびっくりして逃げている子もいるだろうけど。


プーはやっと床下から出てきたと思ったら、すごい勢いで走ってまたどこかに隠れてしまう。『そのうちお腹が空いたら戻ってくるよ』というご近所さんの言葉は正しいとも思うけど、そんな悠長にしていたら感染してしまうかもしれない。プーちゃん、今はお外は危険だらけなんだよ〜。

早く戻っておいで〜。

『チュールチュール〜』と歌い続けていたから、子どもたちもマネして歌い始める。

いつもならチュールソングですぐに近くにやって来るのに…。

『チュールどこ〜』と言いながら…。


さて、猫のはやり病なんだけど、ご飯を食べなくなり鼻や口から血を流す。そうなったらもう翌日には死んでいる。村でも猫がたくさん死んでいるという。

少し前に保健所で野良猫たちに注射をしていったらしく、注射をした子が軒並み死んでいくとは村の人の見方。狂犬病の注射だったらしいけど、この暑さ!

ワクチンと猛暑で身体が弱った?(タイねこの適当予想)

基地の池の魚もあまりの暑さに何匹も死んで浮いてきた。


それにしても恐ろしい状況である。

基地にいるこの子たちは外に出さないように細心の注意をしていたのだ。

ミーナーはあんまり自分でも外に出ないけど、プーはまだ子どもでヤンチャだから閉じ込めていたのに。


最後はオジョウに頼んでみる。

『オジョウ、プーちゃんはどこにいるの?探してくれる?』


すると、プーはしばらくして見つかった。オジョウありがとう!


こうしてすったもんだの基地生活は次から次へと何かが起こりながらもドタバタのうちにも色んなことができた。


1ヶ月前はまだ屋根と柱しかなかったここが…


数日で壁ができて


ちゃんとしたトイレ付きで前よりも涼しい部屋になった。


部屋の引越しも済ませて、基地のおじいちゃんはすぐにトイレに行けるようになった。部屋も広くなって長椅子やベッドも入り、普段の寝起きや立ち上がりも楽になった。


管理人のおじいちゃん、おばあちゃんとタイ正月、ソンクラーンの儀式を行いソンクラーンが始まる頃に基地を後にします。


最終日、鼻血を出した床下の野良の黒猫を見かける。この子もきっとダメだ。胸が痛すぎる。助けることも触ることもできないけれどもせめてお水とご飯をと、寝ている場所に置いてきた。

動物たちにとっても厳しい夏の猛暑が続く。


でもプーとミーナーはオジョウが守ってくれてる気がする。
オジョウ、今回もありがとうね。
また来るね。

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さて、タンブン当日…。

5時起き〜!のび〜!

でもお手伝いのみんなは2時くらいからお料理してたよ。

タイねこはさすがに無理だった。


7時には近所中の人が次々と基地に訪れる。何するかっていうと…


並んで托鉢です。

基地に設けられた托鉢場所。

並んだ托鉢の鉢に家から持ち寄ったご飯を順々に入れていく。


2階では食事の盛り付けが早くも始まっている。


お坊さんも揃った。4つのお寺から9人のお坊さんたちが大集合!


手を合わせる長老たち。(椅子組)ニヤニヤ


お坊さんの前に座る場所が設けられている。


僧侶による読経の最中も、盛り付けは続く…。


お坊さんの声がマイクを通してスピーカーから聞こえるので、階段のある2階に上がらずに下の椅子席で祈る人々。


すごい人だなあ。


基地を作って以来の人の入りようかも〜。


こっちにも。


全てのお祈りが終わるとお坊さんのお食事の時間。


その間、集まった人々はただ待つ。待ちながらタンブンの主催者(基地の人)や地元の有力者などがスピーチしてる。

余興的にタイねこにまでマイクが回ってきて、日本人の話が聞きたいと言われたので、『タンブン文化の素晴らしさに感動した!』と感想を述べた。

基地でのタンブンはちょっと苦手ではあるが、文化としての意義はとてもほんとに素晴らしいと思う。


最後に、みんなでご馳走をいただき終了である。


今回のタンブンでは、家族や親戚はもちろんのこと、お世話になった大切な方、そして猫のオジョウの名前も呼んでもらった。亡くなった大切な存在に想いを馳せる。

みんな天国で楽しんでいますように。

天国で美味しいタイ料理、たくさん食べてね〜。

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時間差があるブログなので5日ほど前の話。
タイ正月のソンクラーンになる前に基地ではタンブン(喜捨するイベント)が行われた。
タンブンとはなんぞや、とはこれ⬇️を見てね。
基地の管理人のおじいちゃんの体調が優れないこと、歩きにくいおじいちゃんのために新しいトイレ付きの部屋を数週間でこしらえたことなどもあり(増築祝いがわり?)、管理人のおばあちゃん『タンブンするよ!』って宣言して、大掛かりなタンブン準備が始まった。


タンブンは良いことだし、この文化は素晴らしい。是非続けて欲しいけど、基地でタンブンが始まるのはタイねこは正直苦手なので基地のおばあちゃんが頻繁に基地でタンブンしたがるのはちょっと困る。
基地は静かで落ち着いているのが良い。子どもが2階で走り回ってヒヤヒヤしたり、猫たちが居場所を失って隠れたり、ゴミが散らかり放題になったり、残飯にハエがたかったりする。それが困る。
とはいえタンブンだから仕方ない。じっと我慢である。


そして数日前から基地に人が集まり始める。


掃除に1日、大量のお料理のための下ごしらえに2日、お料理は前夜から夜通しである。

次から次へと人が来る。そしてその人たちの賄いもまた準備する。


基地の池でティラピア(プラーニン)を網で大量に捕獲。


ココナッツの果肉をこれまた大量に削って、砂糖と炒めてからココナッツ餡の団子にする。


バナナの葉も大量に包む用に作って、タイ菓子(団子)の準備。ピラミッド形にきれいに包まれた団子を作っていく。


こちらはタイのチマキみたいなもので、中身はもち米とバナナ餡。

こうした作業の輪にタイねこも加わり、ほぼ聞き取れないイサーン語(タイ東北弁)のシャワーを浴びながら、たまに振られる会話に適当に応じながらも黙々と単純作業をこなす。


方言の壁によりおしゃべりの内容はほぼわからないから、作業しながらこのタンブンについて考えた。木陰にゴザを敷いて車座になり、皆で他愛もない?話をしながら手を動かす。全てが大量だから結構時間がかかる。ひとつひとつの作業はもっと効率よくできる方法があるかもしれないけど、そんなことは問題じゃない。ゆっくり、のんびり、おしゃべりを楽しみながらみんなでやることに意味がある。

こうやって健全なコミュニティが存続していく。


やがて泥団子が5つ、基地の正面に設置される。


そして基地の四隅にも謎の三角のおまじない的な何かが出現する。


中には野菜や噛みタバコの材料などが入っている。

ここに基地のメンバーの爪と髪の毛を入れる。ロイカトーン(11月の灯篭流し)みたいだなぁ。あれもバナナの茎で作った灯篭に爪と髪の毛を入れた。猫のプーとミーナーも大事なメンバーだからと思い、実は毛をちょっとカットして一緒に入れた。猫の毛!と怒られるかもしれないから、こっそり入れた。ニヤニヤ

イタズラではない。真剣だ。でもタンブンが楽しくなってきたよ。


お坊さんが座る場所や寄贈される物セットも準備万端。


前夜から鶏がさばかれる。捌かれた鶏が包丁で骨ごとぶった斬られるカンカンという音が夜中まで響き渡る。


そして女性たちは大量のかぼちゃをひたすら切る。


家に帰らずに泊まりで準備する人は出来立ての部屋に宿泊。

基地のタンブンなんだけどお手伝いの人がすごい。みんながボランティアでこういう準備から参加することもまた、その人たちのタンブン(徳を積むこと)に繋がっているんだよね。


そして翌朝、出来上がったお料理たち。


芋の茎と豚肉をターメリックを入れて煮ているもの。この茎の皮剥きが果てしなかった…。


バナナの新芽と鶏肉の煮込み。


アジのナンプリック(ペースト状に作って野菜と一緒に食べるもの)。


もち米バナナのお菓子。


他にもめちゃくちゃ色々あったけど、写真に全然撮りきれていない。


いよいよタンブン当日、もう一踏ん張りです!

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バンコクでの数日間で一気に仕事を片付ける。
年度末の会計、報告書、次のプロジェクトの計画、などなど…。
ソンクラーン(タイ正月の水かけ祭り)前にスリンでひと仕事終わらせたいのだ。
設計図のない建設工事中の基地のその後も気になる。

かくして、仕事を完全には終わらせてないけどスリンです。
後はスリンでなんとかしよう。



半月前のチェンライへの道中はガス欠の危険もあってヒヤヒヤして車を走らせていたけど、今回はそれがなくて気持ちが楽〜。とはいえ目が飛び出るほどのガソリン代の高騰という新たな脅威が生じている。


スリンの基地に着くと、屋根兼ベランダができていた。

プーが早速出来上がりを確認中。


まだ柵のないベランダ。

2階の高さなので結構怖いけど、朝はここでのカフェが最高に美味しい!


さて、今回のスリンでは次のプロジェクトの情報収集や準備も兼ねている。

農業のプロのチョットさん夫妻を訪ねて情報収集。

スリンといえば農業、でも農家の苦労や悩みは尽きない。国の政策や気候変動や外国での戦争など、すべての負の要因の皺寄せを一番大きく被るのが田舎で地道に農業に取り組む人々。彼らはタイの国の中では弱者と言ってよい存在。

国の根幹となる産業を支えているのに、守られずに後回し。戦争でも、流行病でも、温暖化でも、食べ物は何よりも大事なのに、ガソリンの値段が上がっても、米や野菜の値段は上がらないか、上がっても農家には反映されない。この理不尽…。


そんな中で10年前から変わらない2人。変わらない家。

いつ行っても、穏やかな笑顔で心尽くしのおもてなしをしてくれる。

彼らの心の豊かさに、いつもホッとさせられる。


米から何か加工品を作ったことはある?地域の女性グループでそういう活動はしている?

と、問いかけると『女性グループではないけど、家ではご飯の残りでお菓子を作るよ。30分もあればできるから、今から作ってあげるよ』と、すぐさま使ってくれた。


庭先のココナッツを収穫してジュースはそのままいただき、中の果肉を削る。その間に乾燥させてあったご飯を潰してから炒り、先ほどのココナッツと砂糖を潰しながら混ぜる。

ほんとにあっという間に出来上がった。


チョットさんご夫妻はどんな時でも全力でサポートしてくれる。私のちょっとした質問にはこんなふうに答えてくれる。

真っ直ぐに正直で実直で、努力家の2人とは一緒にいるだけでもパワーを感じる。


さて、お菓子のお味はというと、もちろん美味しいよ。

こういう人たちが損をせずに少しでもゆとりを得られる生活にしていけたら良いなぁと、いつも思うのだ。

スリンにはそういう人がたくさんいる。


さて、新たなプロジェクトをどんなふうにしようか。考えどころです。