タイ北部チェンライ県。
バーンパボンタオケンチャン学校と村人たちがこれまで一生懸命作ってきた森。
村人たちが案内してくれました!
以前、水泳選手でオリンピック銅メダリストの田中雅美さんにもお越しいただいた森です。
この森ができるまでの物語がなかなか興味深いのです。
昔、A村とB村ではけんかや争いが絶えませんでした。
A村の近くにある森の恵みをめぐって、村同士で争いあっていたのです。
森にはきのこやたけのこ、木の実や食べられる昆虫など、村人を喜ばせてくれるものがたくさんある宝の山でした。
それらの宝をめぐって、今日もAさんとBさんが、昨日もCさんとDさんがけんかをする、といった具合でした。
この争いに終止符を打ったのが、「子供の森」計画での森つくりでした。
B村にも新しい森を作ろう!ということで作られた森がここです!
何年もかけて、村人たちは何も木のないところに豊かな森を生み出しました。
やがてB村の森は、A村の近くの森よりも多くの恵みをもたらしてくれるほどの森になりました。
こうして、村の人々は、自分たちのふるさとの森を大切に育み、活用するようになったとさ。。。
森がけんかを食い止めて、地域に平和が訪れたって面白いですよね~。
だからこの森は、村人の自慢なんです。
誇らしげでしょう?
森は野菜や果物や動物などの食べ物ばかりではなく、薬や生活の道具をもたらしてくれるいわば村のコンビニエンスストアーなんだそうです!
ここにくれば何でもそろってるって、すごいですね~。