【タイの田舎でマイペースながらも奮闘する、オイスカという環境NGOにいるタイねこの徒然話です。ご訪問、ありがとうございます😊】
震災のときも、コロナでも、どんな時でもプロジェクトを継続して支えて来てくれた九電ユニオンさん。さすがにタイに来ることができなかった年もあったけど、19年間支援を継続してくれました。
ラノーンでのプロジェクトは今年が最後になります。
つまり大勢で応援に訪れてくれるのも、これが最後。
感慨深いものがあります。
2000年からラノーンでのマングローブ植林が始まり、九電ユニオンさんは2007年から毎年支援してくれました。
どんな時でも現地のことを第一に考えて、私たちが今何を求めているのか、どんな活動にしたいのか、じっくりと耳を傾けて常に寄り添ってくれました。
何度もオイスカから『こうさせてください』『こんな取り組みにしたいです』と希望を伝えて来ましたが、その度にオイスカがやりやすいように、現地にとって一番良い形になるように応援します!と、承諾してくれました。
普通なら支援する側にも言い分があります。
『このテーマで支援したい』『こういうプログラムを入れて欲しいけど、これは必要ない』などなど。
お金を出していただいてますから、お互いの妥協点を探って着地していくのが常です。
ただ支援してもらうのではなく、お互いにとってWin-Winの関係を構築します。そうでなければ長く続きませんから大事なことです。
そんな中でも九電ユニオンさんはちょっと違う。現地のことを一番に考えてくれて、年に一度の派遣を受けてください、という他には難しい話はありません。
そしてラノーンではなくても困ったとき、いつでも助けてくれます。クラウドファンディングへの呼びかけ、寄付のお願い、イベントへの参加…。なんでも積極的に常に協力してくれます。
ほんとにほんとにありがたい仲間なのです。そう、もはや支援者というよりも仲間です!
19年目の今年、ラノーンでの取り組みは成功したとしていったんラノーンは終了となりました。
その最後の回も、素晴らしい仲間たちが集ってくれました!
オリエンテーション、植林、ホームステイ、苗木づくり、学校訪問、そしてみんなで最後を祝ったパーティ!
正味たった2日ですが、2日とは思えない活躍をしてくれました。
この訪問がラノーンでは最後であることに、みんなを送り出した後にオイスカのスタッフは泣いていました。
寂しさと充実感の入り混じったものだと思います。
最後だけど最後じゃないと、私は思っています。
ラノーンの森も、住民たちの取り組みも、これからも続いていきます。
オイスカがラノーンから離れるわけではありません。
まだ続いているプロジェクトもあります。
森づくりが一定の成果をおさめ、世界遺産登録に働きかけるまでになり、できた森から住民たちが収入を得られるようになり、持続発展的に活動していける地盤が出来始めています。
一つの区切りの時期なのだと思います。
これまでの19年間で142人もの方に訪れていただき89ヘクタールの森づくりに関わってくださった九電ユニオンの皆さん、ほんとうにありがとうございました!
最後だけど、最後じゃない!
マングローブが育んでくれたこの絆はこれからもずっと続いていきます。
そしてみんなで生み出した森は永遠にその証として生き続けていきます。
次は海ではなくタイの山でお会いしましょう!