社員訓練午後の講義は東京外国語大学名誉教授奈良毅先生。

奈良先生はオイスカ創立者の通訳もしていた方で、今でもオイスカの強い味方なのです。

今日は日本文化と異文化というテーマで会員さんにもご参加いただいてお話をうかがった。


奈良先生は言語学がご専門で「言葉」にまつわる面白い話をたくさん聞いた。

以下紹介しますね。


「いのち」ってどんないみがあるんだろう


いのちの「い」は息を表し、

「ち」は勢=エネルギーを表す。

「いのち」は息のエネルギーという意味を持っている。


人間の免疫力は後悔したときに一番下がる。

後悔しない生き方をしましょう。


西洋の文化=culture(耕す)つまり、手を入れて耕す。自然に手を入れていくという意味。


日本人は言葉を聴くときに、左の耳で聞いて、右の脳に入る。

さらに風、海のさざなみ、鳥や虫の声なども左の耳で聞いて、右の脳に入る。

これは日本人とトンガとかポリネシアの国の人にしかみられない脳の働きで、

「母音」そのものに意味を持たせる日本語の特殊性が関係している。

どんな音を聞いても、意味のあるものとして脳が処理する。