ちゃんと始められない抗がん剤 | オイラんちの不妊治療&子宮内膜症日記→ある日突然卵巣がん

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子宮内膜症と不妊症の治療の記録です。
アラフォーなのに一人称が「オイラ」のカワイイ旦那様と
新橋夢クリニックのお陰で授かった娘「オイラ子」と暮らしています。
→2019年8月卵巣がんと診断されました。

卵巣がん根治術から1か月と少し。

 

10月7日に入院して、翌8日から始める予定だったTC療法(パクリタキセル・カルボプラチン)は

パクリタキセル投与3分で中止になりました。

薬が入ってきた感じがして、ぐわんって頭が揺れて、息が苦しい気がしました…

でも今となっては、本当に苦しかったのか、わからずモヤモヤしています。

主治医が立ち会ってくれる訳でもなく、看護師さんが淡々とスタート。

「なんかおかしい?じゃあ止めるね」という感じで、主治医とは別の見たことがない医師が来て、中止になりました。

あれは本当に中止しなければいけない反応だったのか、今でもわかりません。

パクリタキセル投与できてれば…とこの先後悔することがあったら嫌だなと思ったりもしてしまいます。

 

その後入院期間を延長して、10月10日にドキシル・カルボプラチンに切り替えて再投与することに。

DC療法と呼ばれるものだと思っていたら、ドセタキセルとドキシルは違うものなんですね。

パクリタキセルがダメだった時、私の気持ちが動き過ぎたせいかもしれないと思ったので、

深呼吸して心を落ち着けて臨んだドキシル、

入ってきた瞬間、チカチカと水泡が飛んだように見えました。

大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせていたのですが、しばらくしたらほっぺが突っ張るような感覚があり、

さらに気分が悪くなって嘔吐…吐き続けながらしばらく投与しましたが、半分ほど入ったところでいったん中断。

この時は主治医が来てくれました。

「落とす速度を遅くして再開するか、カルボプラチン単体投与にするか、どうしますか?」って。

自分で決めなきゃいけないの?

中断して吐き気は落ち着いたものの、どうしたら良いのかわからず。

あと半分だったら、吐きながらでも頑張れるかも、と思いましたが、

この時、腕や脚、お腹やお尻にも発疹が出てきてしまい…アナフィラキシーということで、中止。

カルボプラチン単体投与も仕切り直して別の日に、ということになりました。

 

明日入院して、明後日カルボプラチンか別の薬を投与することになっているのですが、

こう何度も「これから抗がん剤」という時を過ごすと、余計なことを考える時間が多過ぎて…。

できれば逃げ出したい、6回も半年も気持ちがついていけるんだろうか、副作用はやっぱりきついんだろうか…ぐるぐるぐるぐる考えてばかりです。

 

そして、なんだか日曜日ぐらいから体調も悪くて…

疲れやすいし、吐くまでではないけどムカムカするし、お腹は空くのに全然ご飯が食べられない、

これから抗がん剤だっていうのに、どうしたらいいの?とこれまた不安に。

でも、もしかしたら、半分だけ投与したドキシルの副作用なのかもと思ったら、仕方ないかという気持ちが湧いてきたのと、

昨日の夜からだいぶ元気になってきたので、今は落ち着いています。

 

ネットをさまよっていると、抗がん剤なんて効かないしやるべきではない、という意見の方もいたりして、それだけで気持ちが揺れてしまいます。

リアルに繋がっている人たちは皆、「先生を信じて、標準治療を受けなさい」と言います。

そのギャップに戸惑う私は普通ではないのではないか、と思ってしまったりして…。

でも、標準治療を受けないことを夫は絶対に許してくれないので、効くと信じて受けようと思います。

…本当に次こそ始められるのかは、まだ不安ですが。

 

皆さん、抗がん剤が身体に入ってきた瞬間って冷静でいられるものなのでしょうか。

来た来たって動揺したり、全身がこわばったりするものでしょうか。

私、こんな状態で抗がん剤をちゃんと投与することができるのでしょうか。

 

 

卵巣がんとわかってから、同じ病気の方、克服された方のブログを読み漁っています。

とても勉強になるし、励みになります。

自分は気持ちの整理ができなくて、こんな殴り書きみたいな記事になってしまいますが、

闘病中に思ったことを、良いことも悪いことも書いていこうと思います。

どうぞよろしくお願いします。