BT54 (10w3d) 夢クリ卒業 | オイラんちの不妊治療&子宮内膜症日記→ある日突然卵巣がん

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子宮内膜症と不妊症の治療の記録です。
アラフォーなのに一人称が「オイラ」のカワイイ旦那様と
新橋夢クリニックのお陰で授かった娘「オイラ子」と暮らしています。
→2019年8月卵巣がんと診断されました。

【BT54 院長先生診察】



昨日の記事にたくさんのペタやコメントをありがとうございました。

本日、無事夢クリを卒業しました。



最後の待ち時間、最後の内診、最後の診察室…

自分はどんなことを感じるんだろう、と思っていたのですが、

今日のこのお天気のように晴れ晴れとした気持ちでした。



長い待ち時間も、2番先生・5番先生の声も聞き納めだなとか、

看護師さんの声で内診呼び出しだとすぐわかるようになったな、

なんて思ったりしていました。



9時過ぎに呼ばれた内診では、院長にいつもよりとても丁寧に

いろんな画面で見ていただきました。

心拍 188bpm(前回と同じ)

胎児の大きさ 34.4mm(前回24.4mm)



しばらく待って、1番診察室へ。

「○○さんやね。今日で紹介ね。紹介先は?」

「○○産婦人科です。」

「○○産婦人科ね…どこにあるの?」

「○○市です。」

「そう。じゃあ、紹介の説明あるから、前で待っとって。」



しっかり挨拶をしようと思っていたのですが、緊張してしまって、

「お世話になりました。ありがとうございました。」

と言った時、院長と目があったかどうかもよく覚えてません。

ただ、「は~い」と明るい声で答えて下さいました。



私が部屋を出る直前に、

「○○産婦人科医院?○○レディースじゃなくって?」と言われたのですが、

「あっ、はい。○○産婦人科…」というところで会話が終わってしまい、

ドアが閉まってからなんだか後悔しました。



もう院長とお話できないんだ、寂しいな、という気持ちが湧いてきて…

でも、私はもうここに戻って来ちゃいけないんだ、

お腹の子をちゃんと産むんだ、と自分に言い聞かせました。



処置室の看護師さんから呼ばれ、憧れのブルーレター・ピンクレター、

そしてスタッフの方達からのお手紙をいただきました。

「おめでとうございます」

「これからが本番ですから頑張ってくださいね」

温かい言葉の数々に、笑顔で「ありがとうございます」と何度も繰り返す私。

不思議と涙は出ませんでした。



3階へ向かう時、待合室に座っている方達に向けて、

「全員が卒業できますように」とお祈りしながら歩きました。

今日は日曜でご夫婦で待っている方達が多かった3階でも、

「1人残らず卒業できますように」とお祈りしました。



会計の方から、「寒いのでお大事にして下さい」と言ってもらった時は、

本当に最後なのだな、と思い、お礼を言う声が少しだけ曇りました。







最後の夢クリ、時間はいつもどおりかかったのに、

なんだかあっという間に過ぎてしまった気がします。

卒業生の方々のブログで読んでいたとおりのことが目の前で起こって、

夢じゃないの?と思うくらい実感がなかったです。



でも無事に卒業できた現実をしっかり受け止めて、

この先の妊娠継続・出産、そしてその後に待っている子育てに臨めるよう、

強くならなきゃいけない、と思いました。



夢クリの先生方、看護師さん始めスタッフの方達には

感謝の気持ちでいっぱいです。

お礼は言い足りない気もしましたが、

ブルーレターが最大の感謝状になると思うので、

嬉しい報告をしたいと思います。







◆◇◆◇

それから…全てを終えて、迎えの車に乗り込むと、

夫が「卒業おめでとう」と言って、こんな可愛いお菓子をくれました。

夫への感謝の気持ちも忘れず、この先もずっと仲良く暮らしていきたいです。


オイラんちの不妊治療日記~内膜症に負けないぞ~