今週末はいよいよ本番を迎える中学受験(首都圏2/1~)。
昨年のことを思い返してみると最後まで悩んだのが午後受験の事。
2/1午前は本命校を受けることにしていた長男ですが、2/1午後をどこにするかを1週間前になっても決め兼ねていました。
順当に考えれば偏差値的には「広尾➁」か「巣鴨(算数)」を選択すべきだったのですが、安全を見て「都市大付属➁」か「広尾小石川➁」を受けさせるかなどを悶々と悩んでいました。
ですが、最終的に我が家が出した答えは「午後受験はしない」という選択でした。
日能研にそのことを伝えると、長男は算数小僧(平均偏差値70超)だったこともあってか、巣鴨(算数)を受けるよう強く再考を促されました。
にも関わらず、受けないと決めたのには理由があります。
それは期せずして連戦となった前受け(埼玉ラウンド)での疲労度を見ての判断でした。
長男は前受けで失敗し連戦を強いられました。
日程的には間隔は空いていましたが、その連戦による疲労度は半端なく、父子ともに受験当日にかかる心身的な負担を身をもって知ったのです。
その経験から長男にとっては2/1・2/2・2/3の3日間、どの学校も気が抜けないチャレンジが続く中、初日の午後に抑え校を受けている余裕はないと判断し、敢えて午後は受けないという戦略を取ったのです。(午後は翌日の対策をする方が良いだろうという判断も少しありました。)
結果的にはこれは正しい選択でした。
と言うのも、2/1の受験前日夜から緊張するあまり、長男はほとんど眠れなかったのです。
試験会場に向かう途中で心配して様子を聞くと「今日は午前中だけだから頑張れる。俺、午後受験を選択してなくてマジで良かったわ」と長男。
試験が終わって家に帰るとそこから夜20時まで死んだように眠っていました。
迎えた翌日2/2は体調も絶好調で試験に臨むことができました。
そして、2/2校は当日夜発表で見事合格でした。
その夜「2/1は手応えがあったし、絶対合格してる。もう疲れたから行きたくない」と言い張る長男。
親としては非常に心配でしたが、ダメなら2/2校に行くから問題無いと本人に言われては反論の余地もなく、2月3日校の受験はキャンセルすることに。
そうやって我が家の中学受験は2/2で終わりました。
その時に思ったのが2/1の午後受験を回避する選択をしておいて本当に良かったなという事。
もしあそこで受ける選択をしていたら、2/1の朝は眠れなかったプレッシャーが倍になり、午前はもちろん午後の抑え校も疲労度MAXで上手くいかず、そのまま2/2も上手く行かず、2/3も負の連鎖で失敗、全落ちしてた可能性も十分ありました。
なるべく早い段階で合格を勝ち取りたいという気持ちも十分に理解できますが、午後受験は諸刃の剣であることも知っておいてもらえたらと思います。