最難関を目指す子達にとって一番重要な模試、それが『学校別サピックスOP』です。
それも11月に行われる回は最重要です。
この11月実施回(一部12月に実施)は、これまでのように「お試し」で受ける子は皆無で、ほとんどの受験者が実際にその学校を熱望している志願者になります。
昨年、我が家の長男も受けました。
結果の方は算数だけは偏差値70台と非常に良かったのですが全体としては奮わず・・・。
合格判定の方も『合格率70%』という微妙な結果でした。
ただ、そのあとに日能研の教室長さんと面談する機会があり、その際に言われた話ですが、学校別サピックスOPで『合格率50~70%』だった子でも、例年多くの子が合格しているので、あまり判定の方は気にしなくて良いとの話がありました。
最難関の受験者しかいない模試なので、そこで合格率80%以上を取ってくる子と言うのは『圧倒的に出来る子』であって、それ以外の受験者は「団子状態」というのが実態なのだそうです。
重要なのは順位の方で『合格者数×80%以内』に入っていれば、まずは合格圏内と見ていいと言われました。
例えば合格者数の定員300人だとしたら、240番以内かどうかという感じです。
そして多くの学校がその240番付近が受験者のボリュームゾーンになっているので、その上にいるようなら実力的には十分であり、あとは当日の出題問題との相性とか体調面の勝負になるという説明でした。
(逆に言えばこの時期に240番を大きく下回っている場合は相当厳しい状況にあるということかと。)
後日詳しく書きますが、その説明を受けた私は「こりゃあ、もう受かったも同然だな。」と謎に慢心してしまうのです。
そしてその緩んだ空気は長男にも伝わり、ここから地獄のような苦しい日々が始まったのでした。