京都市京セラ美術館 で開催中の マリー・ローランサンとモード に行ってきました。


世界大戦の狭間、パリで活躍した画家マリー・ローランサン。
淡い水彩画のような柔らかい絵がとても印象的。
いかにも女性的な優しい色合いで、しなやかな女性像が多いイメージです。
当然のように、ご本人もたおやかで内気な女性なんだろうと思っていました。

こちらの絵、同じ時代に活躍したココ・シャネルだそう下矢印

シャネルから自分の絵を描いてほしいと依頼を受けて制作。
にもかかわらず、自分のイメージを表現できていないからと描き直しを要求されたそう ガーン
その要求をローランサンが突っぱねたために、最終的に受け取り拒否されたという、エライ作品です ドクロ
ローランサンは、あんな田舎娘 (シャネル) の意見なんて聞く必要が無い、と言ったそうで、こちらも凄く強気タラー
私のイメージの女性とは全く違ったようです。

そのローランサンの自画像下矢印

知性的な女性に見えます。
そんなに強気には見えないですねタラー

こんなキュビズムっぽい作品も下矢印

と思ったら、ピカソとも交流があったようで、初期の画風はキュビズムの影響を受けていたそうです。
色合いが優しいのでシャガールっぽくも見えるな~ キョロキョロ

今回の美術展のポスターになっている作品下矢印

このピンクとグレーが私の中のローランサンのイメージ。

今回の美術展、タイトルにもあるように、この時代のパリのモードについてもたくさん展示がありました。
特にシャネル。
同時代に活躍した代表的な女性なので、様々な作品や資料がありました。
残念ながらこちらは撮影できるものがほぼ無かった (はず) です ショボーン

その時代の大事なファッションアイテムで、シャネルも最初に手掛けた帽子のデザイン画。
女性のための洋服のデザイン画、ファッション誌に掲載されたデザインの数々。
よくこんなに綺麗な状態で残っているな~と思うドレス。
などなど。
自身がデザインした服をまとったシャネルの写真 (マン・レイ撮影) や、衣装デザインをしたオペラの映像もありました。

シャネルの仕事内容を見てあらためて、その内容に驚きました。
当時としていかに革新的なデザインだったかと言うのは勿論。
どのデザインも、そのまま現代に持ってきても着られる感じです。
ちょっと気合を入れないといけませんが。

100年ほど前のデザインなのに、古くない。
100年の間、いつ着てもその時代から浮かないデザインって凄い拍手

こちら下矢印は近年のシャネルにおける代表的なデザイナー、カール・ラガーフェルドによるデザイン。

2011年に発表したコレクションのもの。
マリー・ローランサンの絵画をイメージしたコレクションだったそうです。
現物1点と写真2点、あと、コレクションの映像もありました。

気の合わなかった2人が時を超えてコラボしたような。
ローランサンの柔らかい女性の美と、シャネルの風を切って生きる女性のための機能性。
2つを兼ね備えたコレクション作品でした。

ローランサンの名前が付いていますが、私的にはシャネルの偉大さを再認識した美術展でした 笑い泣き

6/11(日)までです。

 

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