京都文化博物館 で開催中の 知の大冒険 東洋文庫 名品の煌めき に行ってきました。
久しぶりに絵画じゃない展示会に行きました。
世界中の書物を数多く保持、研究されている、東洋文庫からの出品作品たち。
ハンムラビ法典とか説文解字とか、世界史で覚えたモノの実物が沢山ありました。
暗記するための文字列だったものが目の前に並ぶのは、凄く不思議な感覚ですね。
実物を見るだけで、これを編纂した人たちの思いや労力、それを使って勉強したり仕事をした人たちを実感できました。
ずっと昔の人たちですが、やっぱり自分と同じように生活していた人たちが使っていたんだな~って。
地図や、外国を探検した時の見聞図もあり、何とかして自分たちの見聞きしたものを伝えよう、世界と言うものを把握しようとした熱を感じました。
地図なんか、どれもこれももの凄く詳細に描き込まれてあって見事でした。
ガンダーラ、とか書かれていると、おお、ここが とか興奮しますよね
ザビエルの生涯、と言う書物がありました。
見開きで展示されていたページ両方にザビエルの絵が描かれていたのですが、どちらのザビエルも上目遣い
歴史の教科書で見たのと全く同じアングルと表情。
多分みなさんも、ああ、あれね、と思う顔です。
なんでこの顔しかないの と、すごくしょうもない所に意識を持って行かれました
個人的におおっ と思ったのは、
・竹取物語とか源氏物語が海外で翻訳されている
・京極夏彦さんの小説で出て来る山海経 (中国の妖怪とかが載っている地理書)
・魏志倭人伝、って言う独立した書物は無い
って言う3点でした
後、思い出したのが、シーボルト事件って、シーボルトが日本地図などの持ち出し禁止品を持ち出そうとして国外追放された事件だったと言う事。
今でも駅の写真を撮影したら逮捕される国がある位、地理関係の情報って国の重要事項ですもんね。
そりゃそうだよな~、と思いました。
同時に、いつも頭の隅にある、GoogleマップはOKなのかと言う疑問が再びよぎりました
ほとんど文字でしたがとても面白い展示でした。
こんなに膨大な情報を集めて保護して下さっている皆様に感謝です
あ、京都でも開花宣言が出ました
近くでも早咲きの桜が結構咲いています
嬉しい~
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