何を優先して、犠牲にした上で現地採用を選んだのか。 | ホーチミンシティにいます ー タビハツヅク ー

ホーチミンシティにいます ー タビハツヅク ー

アラフィフ独身リーマン
30過ぎに地元の愛知(三河地方)から転勤して関東の半都会生活が10年間ほど、今のベトナムは三ヶ国目で海外生活が10年以上になっています
大沢たかおが沢木耕太郎の『深夜特急』の世界観をリーマン人生でも実現したい男の日々を書き綴ります


「(日本語で)簡単でかまいませんので、タイ語で自己紹介をして下さい」
何も言いません。
 
「(日本語で)あなたの考えるマネージャーとは何か、それを説明してもらえませんか」
何も答えません…"マネージャー職を希望"とあるのに。
 
「(英語で)あなたの長所と短所、それを我々に聞かせてください」
何も答えられません…"ワーホリや前職で英語の環境に経験あり"とのこと。
 
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さて、今も僕が関わるタイ製造業、現地採用者の給料の金額だけを見れば、けして低くはありません。
 
まずは月10万バーツ+社用車で送迎付きがベースでしょう。さらに総合的な管理や営業など社外でも通用する経験を積み重ねている人材なら月10数万~、20万バーツだってあります。 

 

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「現地採用は給料が安い」と言うのであれば、申し訳ありませんがそれがあなたのその職責における価値、準備期間を経て出直すしかありません。
 
日本人でよくあるのは、他人への自分の見せ方が下手、さらには魅せ方を知らないこと、それでは宝の持ち腐れです。
 
 
「経験がある」と言えば、それを実際はあまりやったことがない、それか単に時間だけを過ごした事の意味になりかねません。
 
マネージャー職を“ポジション”と言えば残念、「明確な責任のある職位に就きたい」とよく表現したりします。特に転職者であれば何マネージャーかのその何に拘り、いわゆる“ジョブタイトル”として考えるべきではないでしょうか。
 
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冒頭の話に戻しまして、「10代の頃から海外で働くのが夢」なのだそうです。

"夢"とまで言うなら、日本である程度の語学力を身につけるのは自然なこと、そのために時間やお金を費やすことは惜しまないはずです。
 
道具あっての武器、もちろん武器あっての道具です。戦略があり戦術、そして戦力を知る必要があります。
 
 
「やらずに後悔するなら、やって後悔したほうがいい」
 
僕にはあまりにも捨て身な考え方に思えて仕方ありません、どちらにしても後悔するかどうかの判断…僕はそんな基準で物事を考えたくはない☆