時代を越えた継承 アマモと里海 | 気軽に・楽しく・ゆるーく・濃く

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地方自治体のまちづくりについて、コーディネーターのことについて、思いついたこと、知ったこと、気づいたことを載せています。

こんばんは。
まちのコーディネーター はしもとです。

ある講演会で、里海という言葉をはじめて聞きました。
山の手入れが必要なことは知っていましたが、海もゴミを拾うなど手入れが必要なんですね。
そして、それをこれまで漁師さんが昔から担ってきてくれたけど、漁師の減少で難しくなってきている。
漁師は海の守り人なんですね。
ただ、魚を取るだけじゃないんですね。

その中でも、アマモの存在が重要なんだそうです。
生き物の産卵の場であり、隠れ家であり、光合成で酸素を産み出してくれて、海の木陰のような役割もしてくれる。

そのアマモが、高度経済成長や気候の影響で、ほとんどなくなってしまったそうで、その再生を岡山県は組合の方と取り組んできたそうです。
1981年から、30年ほどかけて、
やっと、再生に成功したとのこと。
そして今は、地域ぐるみでアマモに関わっていて、その継承のために、中学生にも関わってもらい、伝えているそうです。


今回の講演で、
何かを生み出すことは、簡単ではなくて、
すぐに答えをだそうとせず、
諦めずにトライ&エラーを繰り返して行くことが、成果に結びつく
と改めて実感しました。
そして、周りの理解を得られない頃もある中で、想いを持ち続け実行されてきた方がいて、
地球規模に広がろうとしていることに、感動しました。

自分も諦めずに突き進もうと思います。