干しいも(脱酸素剤入り密封袋)の常温保管での、賞味期限テスト(途中経過) | 「OIMOCHAN-CHI」

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阿字ヶ浦町の小さな干しいも農家のブログ

こんばんは。旦那の方です。

久々に書いております。書きたいことや色々あるのですが、夜は出来るだけ仕事をしないようにしております。

 

さて今日は題目の件を、書きます。

当家の干しいもの賞味期限は、検査機関で「15度の環境下」でテストをしたうえで決定したものになります。

なので保存は、「直射日光・高温多湿を避けて、15℃以下で保存してください。」としております。

ただこれは、「ばら詰め箱」で「冬」の寒い期間に販売する前提の賞味期限になります。

 

昨シーズンの最後に60kg程度の干しいもを密封袋にして、冷凍保存をしました。

これは作った干しいもを小売りで売り切りたい、また長く販売したいと考えて行いました。

 

そうした中で、「15度」で決めた賞味期限が、色々足かせになりました。

まずは、発送方法について。

4月に入って、すでに毎日15以上の気温になっています。

そうすると発送は、15度以下になる「冷蔵」で発送する必要が出てきます。

(現時点では、送料を抑えるためまだ解凍後常温発送してしまっています)

 

あと、マルシェやイベントへ出展しての販売です。

加工が終わった3月以降で時間的に余裕ができ、手元に販売できる干しいもがあったとしても、すでに気温が15度以上になっていたら、販売時には冷蔵庫が必要になります。それはとても厳しいです。

 

と言うことで、密封袋を常温(日の当たらない部屋)下で保管した時の賞味期限を調べてみよう、となりました。

冷凍保存していた1kg密封袋の干しいもを解凍して、小袋に入れ直して、少し空気を抜いて、脱酸素剤を入れました。

部屋の温度は、保存開始時点は15度くらい。今日は、24度になっています。

 

開始したのは3月23日です。

今日は4月27日で、36日経ちました。

カビなどは、発生していません。

色が少しくすんだかな程度です。(干しいもは、時間が経つと全て色がくすみます)

あと、粉(でんぷんが糖化したもの)がふきました。

トータル的には、問題なしです。

 

今時点で賞味期限は、

36日×0.7=25日

になります。

 

 

ちなみに「焼いもの干しいも」も、常温保管でのテスト中です。

になります。