朝の玄関。
「忘れ物ない?」

これ、
1回じゃ終わらない。

「ほんまに大丈夫?」  
「もう一回見てきて」  
「連絡帳は?」  

気づけば、
3回くらい聞いてる。

息子は言う。

「あるって!」  

でも、
信用しきれない自分がいる。

なぜなら、
前科が多すぎる笑い泣き

・水筒忘れる  
・宿題忘れる  
・プリント出さない  
・連絡帳、書いてない  

ここまでは、まあ分かる。

でもうちの子、
レベルが違う。

この前なんて、
ランドセル持っていくの忘れたかけた。

いや、何しに行くん。

家出る直前まで背負ってたのに、
なぜか玄関に置いてある。

で、本人は気づかずそのまま出発しかけて
慌ててストップ!!

どういうこと笑い泣き

あと、鉛筆。

毎日削って入れてるはずなのに、
気づけば1本もない。

え、どこ行った?

消しゴムも同じ。
新品入れたはずなのに、
数日後には消えてる。

いや、そんな使う?

むしろ、使ってないやろ。

そして極めつけ。
「今日、全部なくした」

…全部?

何をどうしたら、
全部なくなるん。

もうここまで来ると、
心配とか通り越して、

ちょっと面白い。

でも朝は笑えない。
「忘れ物ない?」って聞くのも、理由がある。

聞かなかったら、
ほんまに忘れる。

でも聞きすぎると、
「あるって言ってるやん!」ってなる。

このバランス、
むずい。

言わないと不安、  
言うと嫌がられる。

で、結局また聞く。
「ほんまに大丈夫?」  

…ループ。

最近思う。

これ、
どこまで親がやるんやろ。

チェックするのも、  
声かけるのも、

ずっとこっち?

でも、
いつかは本人がやらなあかん。

でも、
今任せたら普通に忘れる。

いや、絶対忘れる。

だから結局、今日も言う。

「忘れ物ない?」  

たぶん来週も言う。
なんなら明後日も言う。

もうこれは、
習慣。

というか、祈り。

「どうか今日は忘れてませんように」

っていう、母の祈り。

その横で、
何も気にせず
元気に出ていく息子。

たくましい。
いや、たくましいけど、

ほんまに大丈夫か?

同じように、
何回も聞いてしまう人いる?

これ、
いつ終わるんやろうね。