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最近ふと思う。
親が選べないものが増えてきたなって。

小さい頃は簡単だった。

どこの公園に行くか。
誰と遊ぶか。
何を食べるか。

全部親が決めていた。

もちろん本人の希望も聞くけれど、
最終的には親の管理の中にあった気がする。

でも小学生になってから。
少しずつ変わってきた。

学校でどんな子と仲良くなるか。
休み時間に誰と遊ぶか。
どんな話をするか。

それはもう私の知らない世界だ。

先日も息子が楽しそうに友達の話をしていた。
「〇〇くんがさー!」
「△△くんがなー!」

聞いていると面白い。
でも時々思う。

その子たちがどんな子なのか、
私はほとんど知らない。

親としては少し不安になる。

優しい子かな。
意地悪な子じゃないかな。
危ないことしないかな。
口の悪い子じゃないかな。

色々考えてしまう。

実際「その言い方どうなん?」
と思うような話を聞くこともある。

乱暴な言葉。
ふざけたノリ。
大人なら距離を置くかもしれないタイプの子。

でも、
息子は楽しそうなんだよね。

そして私は気付く。

あぁ。
息子の友達は私が選べないんだなって。

当たり前なんだけどw
これがなかなか難しい。

だって親だから。
良い影響を与えてくれる子と
仲良くしてほしいでしょー。

優しい子と遊んでほしい。
できればトラブルも避けてほしい。

そう思う。

でも、それって結局
私の基準なんだよね。

息子には息子の基準がある。

面白い子。
話が合う子。
一緒にいて楽しい子。

その感覚は、
親には分からない。

私にも子供の頃があった。

親から見たら
「なんでその子と仲良いの?」
と思われていた友達もいたと思う。

でも私には私なりの理由があった。
きっと息子も同じなんだろう。

そしてもうひとつ思う。

人を見る目って、
人と関わることでしか育たない。

優しい人もいる。
嫌な人もいる。
信頼できる人もいる。
距離を置いた方がいい人もいる。

そういう経験を少しずつしながら、
自分なりの人間関係を作っていくんだと思う。

だから最近は
口を出したくなる気持ちを
少しだけ我慢している。

「その子と遊ばない方がいいんじゃない?」
と言いたくなる日もある。

でも、
まずは話を聞く。

どんな子なの?
何が面白いの?
どこが好きなの?

そうやって聞いていると、
私には見えていなかった
息子の世界が少し見えてくる。

息子の友達は私が選べない。

きっとこれから先、
もっと選べなくなる。

友達も。
先生も。
憧れる人も。
好きになる人も。

全部。

少し寂しい。
でもそれが成長なんだろうな。

最近はそんなことを考えている。