本日をもって、母校の小学校が閉校することになり、先週の土曜日に閉校式が挙行されました。開校して149年だったそうです。式典に呼ばれたのは母ですが、高齢なので付き添いとして式典に参加できました。

母校は生徒数が全校で50人ほどのようで、このままでは1、2年後に複式学級ができることになっていたそうです。そこで、同じ地区のもう一つの学校と統合することになりました。児童は4月からバスで通学するそうです。統合して新しい学校になり、名前も変わります。なので、もう一つの学校も半月ほど前に閉校式を実施したそうですが、実際には、校舎がその学校になるので、こちらの気持ちとしては、やや複雑です。

私の地元の市は昨年もいくつかの小学校が閉校され、今後大規模な再編が待ってるようです。理由はもちろん児童の減少。市の人口は私が住んでいたころと大きく変わらないのに、児童数が減っているというのですから、少子高齢化が進んでいるということなのかもしれません。私も地元を離れてしまったわけですから、その原因を作った一人と言うことになるので、申し訳ない気持ちです。

統合前の説明会の様子や地元の人たちの意見が市のHPに掲載されておりました。反対の声があるのかな、と思っていたのですが、基本的に歓迎のようでした。少人数の良さは確かにありますが、友達が限られたり、複式学級になると授業が難しくなったりするで、今回の決定に至ったのでしょう。

近隣の市町村でもいくつかの学校が閉校していると聞きました。同じような状況なのかもしれません。県の人口は全体的に見て増えているのですが、北と南で異なると聞いたことがあります。南は人口が変わらず、あるいは増えているが、県北は減っているそうです。その事実を反映してか、県内の教員になる卒業生は、まず県南に配属になることが多い気がします。県内の南北格差は今後も広がるかもしれません。

母校の閉校するなど想像もしませんでした。卒業生として残念な気持ちはありますが、地元のみなさん、特に児童のみなさんための最善の道なのだと思います。ご関係の皆様、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。