1週間前の2月18日(土)に「埼玉大学教育実践フォーラム2023」が開催されました。その中の「ラウンドテーブル」という分科会で、外国語科(英語科)における思考・判断・表現の評価について議論しました。

*1/13に紹介させていただいたイベントです。
「埼玉大学教育実践フォーラム2023【2月18日(土)】のご案内」

毎年同じ時期に実施しているので、ちょうど一年前にも同じような記事をエントリーしています。

「英語科における思考・判断・表現の評価の問題点について議論しました」

今年も登壇者は昨年と全く同じ4人で、奥住桂先生、蓬澤守先生、有江聖先生と私。今回も『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』を批判したりしながら、4人であれやこれやと「放談」しました。

テーマは去年と同じく、思考・判断・表現の評価の問題点ですが、今年はより具体的な話をしようということになり、『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』に掲載されている実例や知り合いの先生から頂いた定期テストでの出題例を見ながら、問題点を指摘したり、改善案を出し合ったりしました。

私たちの印象では、「思考・判断・表現」と銘打った問題の中には、「知識・技能」の「技能」を測っているのではないかと思われる問題が思いのほか多く見られました。また、『「指導と評価の一体化」のための...』の実例を見ると、実際に運用は無理なのではないかと思われる例も散見されました。

おそらく同じ悩みを抱えている先生方は全国に多数いらっしゃると思います。今回の試みをさらに広げて、「こうすれば思判表の問題になる!」という例をたくさんご紹介できる機会があるといいなあ、と思いました。

去年もそうでしたが、今年も4人が雑談をしているような雰囲気で進みました。事前に4人でいろいろと話し合い(というより雑談、Zoomで)を重ねておりましたが、その内容が面白かったので、できるだけその雰囲気を再現したいという気持ちから、4人で話す時間を増やしました(この点は去年のエントリーでも触れています)。

その後、有江先生と蓬澤先生がそれぞれの実践をご発表されました。

もちろん、ご参加いただいた皆さまからのご質問やコメントの時間も設け、できる限りご紹介したり、お答えしたりしました。

今回も多数の皆様にご参加いただきました。開催1~2週間前の申し込み状況では、私たちの分科会の申し込みが圧倒的1位だったので、当日もおそらくそうだったのではないかと推察しております。

イベント終了後に頂いたアンケートでも好意的なコメントを多数いただきました。

外国語科(英語科)における思考・判断・表現の評価は難しく、悩んでいる先生も多いと思います。今回は具体例を多く出せたので、良かったと思っています。

ご参加くださった皆様、登壇された3人の先生方、ありがとうございました!