最近、Wordleという英単語ゲームをやっています。1日1回しかできないので、中毒になることもなく、ちょうどいいです。
 

このゲーム、大変な人気だそうで、The New York Times が開発者から買い取ったそうです。SNSでも世界中から挑戦結果が報告されています。「Wordle」で検索してみてください。

 

ルールは簡単です。まず下記のサイトにアクセスします。
 

https://www.nytimes.com/games/wordle/index.html

 

すると、以下の画面になります。
 

 

このゲームのゴールは、設定される「5文字の単語」を当てることです。これだけです。なのに、面白い。

 

例を示します。ここで示す単語は今年の3月1日の正解ですが、Wordle は夜中の12時を回ると新しい問題になるので、「ネタバレ」には相当しないと考えております。
 

上の最初の画面に5文字の単語を入力します。まずは WORLD と入力しました。なるべく、同じ文字を使わないようにします。

 

 

そして、ENTER を押します。すると、下記のように色が付きます。黒地で示されている文字は、この日の正解の単語に使われていない文字です。

 

一方、ゴールド(?)で示されている文字は、正解の単語で使われている文字です。ただし、位置が違います

 

また、下にあるキーボードはこれまでに入力された文字を示しています。

 

 

次に SPIKE と入力します。さきほどの WORLD とは文字が重ならないようにしています。

 

 

ENTER を押します。すると以下のようになります。

 

 

「P」がゴールとで示されているので、この文字も使われていることがわかります。ただし、位置がここではありません。

 

一方、「E」がグリーンで示されています。これは、この文字が正解の単語の中にあること、さらに、その位置も正しいことを示しています。

 

 

さらにヒントを求めて、MATCH と入力します。今回も WORLD と SPIKE と文字が重ならないようにします。

 

ENTER を押すと、こうなります。

 

 

残念ながら、どの文字も使われていないことがわかります。

 

この段階で、「P」「R」「E」が使われていることがわかります。この3つの文字の配列を考えてみます。

 

Eが最後であることはわかっています。英語の綴りにはある程度の規則がありますが、代表的なものの一つに「発音しないE」があります。「長母音+子音+e」のパターンです。これは候補になります。

 

また、「PR-」というつながりも可能で、この文字列から始まる単語も少なくありません。このあとに母音が入って、さらに子音が続く可能性は十分にあります。

 

そこで、PRUNE と入力してみました。果物のプルーンですね。英単語として存在しています。ちなみに、存在しない単語を入れると、弾かれます。

 

 

ENTER を押しました。すると、以下のようになりました。

 

 

残念ながら不正解です。しかし、新たに「U」が入っていることがわかりました(位置は異なる)。

 

正解の単語は「P」「R」「U」「E」を使い、最後はEとなるはずです。「長母音+子音+E」のパターンを更に考えましたが、「A」「O」「I」は使われていないことが分かっています。PURE も浮かんだのですが、これだと4文字です。

 

最初の文字が P ではないので、R を当てはめました。もしそうなら、次の文字は母音の可能性が高いでしょう。「H」も考えられますが、使われていないことが分かっています。

 

いろいろ考えて思いついたのが、RUPEE です。これはインドとパキスタンのお金の単位です。

 

 

そして、ENTER を押すと、、、

 

 

すべて緑となりました。正解です!

 

「E」が2回使われているのが盲点でした。

 

最後にこのようなものも出てきます。何回目で正解に至ったのかを表す統計です。この時点で、3回目のトライで正解に至ったことが4回ありました。

 

 

単純なルールですが、面白いゲームです。英単語の綴りにはルールがあり、それを考えながら解くゲームなので、英単語の学習に繋がります。興味のある方はぜひ一度お試しください。