【案内】ELEC同友会英語教育学会 第17回研究大会


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1.期 日: 2011年10月30日(日) 9:20~17:45

2.会 場: 拓殖大学文京キャンパス(地下鉄丸の内線「茗荷谷」駅下車 徒歩3分)
  C館5階を中心として (受付は1F学生ホール)

3.主 催: ELEC同友会英語教育学会


4.参加方法:・事前の参加申し込みは不要です。参加ご希望の方は、当日会場で受付をお願いします。受付は一日を通して行っています。
  (当日に入会手続き(年会費5,000円)をなさった方は、会員として無料で参加できます。)


5.参加費(資料代):会員 無料 学生 1,000円 一般 3,000円

6.大会プログラム(予定):

9:20~ 受付開始

9:50~10:00 開会行事

10:00~11:30 シンポジウム

講演者:永末温子(福岡県立香住丘高等学校) 本多敏幸(千代田区立九段中等教育学校)

      長沼君主(東京外国語大学)

  「中高接続を踏まえた英語Can-Doリストやタスクに基づいた指導と評価」

11:30~11:45 会員総会

11:30~12:35 昼食・協賛企業展示

12:35~13:30 研究部会発表Ⅰ

13:40~14:35 研究部会発表Ⅱ

14:45~15:40 研究部会発表Ⅲ

16:00~17:35 ビデオによる公開授業

  「基礎力の定着を図る授業(仮)」
 授業者:萩原一郎(神奈川県立城郷高等学校)

17:35~17:45 閉会行事

18:00~19:30 懇親会(学生食堂)

7.内 容:


<午前の部>

◆シンポジウム

テーマ「中高接続を踏まえた英語Can-Doリストやタスクに基づいた指導と評価」

(概要)
英語を使って「何ができるか」を示すCan-Do Statementsを利用した教育実践や改革が近年広まっていますが、実際にどのようなことが可能となるのか、中学校・高校における実践例を中心に議論します。Can-Doリストやタスク開発のノウハウの共有を通して、授業にいかに評価の視点を入れて活動をタスク化し、「できる感」を高め、中高をまたいだ自律的学習を可能としていくかについて考えていきます。


<午後の部>
◆研究部会発表


オーラルアプローチ研究部会「言語材料の扱いと授業の組み立て」

授業を組み立てる上で、新言語材料、教科書内容をどのように導入し、授業を組み立てればよいのかを考える。授業案の中で特に新言語材料・教材内容の導入に焦点を当て、その「ビフォー&アフター」を提示し、言語材料の扱いと授業の組み立ての問題点、改善の視点を参加者の皆さんと一緒に考えたい。

発表者:明石達彦(千代田区立九段中等教育学校)宇津木正彦(埼玉県立越生高等学校)深山亜礼(青稜中学校・高等学校)吉田彩奈(青稜中学校・高等学校)
司会:金枝岳晴(東京学芸大学附属竹早中学校)


ライティング研究部会「英作文のマクロレベルのエラーに対する効果的なフィードバック方法」
英作文におけるマクロレベルのエラーにどう対処するかを検証する。接続詞のエラーによる論理の不明瞭さや説明不足による意味の曖昧さなどのマクロレベルのエラーの分析を通して、学習者レベルに応じたフィードバックの手法について考察する。また、効果的なフィードバックを実践するためのタスク設定の在り方を模索し、継続的なフィードバック体制の構築を視野に入れたライティング指導のマネジメントの在り方について考察する。

発表者:松井孝志(山口県鴻城高等学校)長沼君主(東京外国語大学)工藤洋路(東京外国語大学)石毛順子(国際教養大学)北見朋子(神奈川県立愛川高等学校)桐生直幸(鎌倉女子大学短期大学部)木幡隆宏(工学院大学)和田朋子(工学院大学)


実践研究部会「学習内容の定着を図る指導 -教科書本文-」

実践研究部会では、今年から学習内容の定着を図る活動を研究している。本大会では、教科書本文を取り上げ、内容理解をしたあとに行う活動を考える。生徒に英語力を身に付けさせるには、教科書本文の指導を内容理解や音読だけで終わらせてはならないと考えている。中学3年生の教科書の一つのレッスンを取り上げ、いくつかの活動のバリエーションをワークショップ形式や実際の授業映像を交えて紹介する。

発表者:木村豪(國學院大學栃木中学・高等学校)佐藤文俊(十文字中学・高等学校)本多敏幸(千代田区立九段中等教育学校)三浦幸子(都留文科大学)丸山香奈(文京学院大学女子中学校高等学校)
司会:牧野彰宏(世田谷区立桜木中学校)


音声指導研究部会

「日本語の中の英語音100選」
「音読学」の現場での実践の一助として、以前紹介して反響の大きかった「日本語の中の英語音」(「若干便利」→”Jack and Betty”等)を中心に取り上げる。日本語として自然に発している音が実は英語の発音とかなり近いという例を、ユーモアを交えて約100例紹介。なぜ英語音に近くなるのかを音声学・音読学的に分析しつつ、授業で印象づける方法についても検討する。毎日の授業の音声指導に効果的なひと振りのスパイスをお探しの方にお勧め。

発表者:島岡丘(筑波大学名誉教授)浅見道明(お茶の水女子大学附属高等学校)田中敦英(桐.中・高等学校)松津英恵(東京学芸大学附属竹早中学校)


リーディング研究部会「第2言語談話処理研究とタスク中心の指導法を活用したリーディング指導」

本研究部会では、これまで遂行してきた第2言語談話処理研究と第2言語音声処理研究の結果を比較・検討し、それらの成果を踏まえ、タスク中心のリーディング指導を活用した学習者の談話処理ストラテジー(discourse processing strategy)の育成を目指す具体的な指導展開例と留意点を提案する。

発表者:寺内正典(法政大学)飯野厚(法政大学)中村光孝(法政大学)浅田正人(共立女子中学高等学校)木村越(法政大学中学高等学校)古川暁(代々木ゼミナール)曽田悦代(法政大学中学高等学校)巴将樹(法政大学第二中学高等学校)西田美弥(法政大学中学高等学校)山西敏博(小山高等工業専門学校)工藤充(法政大学大学院生)


語彙指導研究部会「Listening, Reading指導でしっかり語彙定着~語彙指導にかける時間のない先生方へ~」

「語彙指導に授業時間を割くことができない」という悩みをお持ちの先生は多いのではないか。そこで、今年の語彙指導研究部会は、Listening, Reading活動をしながら、語彙“も”しっかり定着させてしまおうという、贅沢な活動を紹介する。活動をまとめた冊子を当日配布予定。そのいくつかを、皆さんに体験していただく。「Reading ビンゴ」「意味変えリスニング」等。

発表者:岡田順子(元・埼玉県立朝霞高等学校)吉田秀秋(石川県立明和特別支援学校)松橋一輝(株式会社家庭教師のトライ静岡校)
司会:北村加代子(元・ECCジュニア)


◆ビデオによる公開授業「基礎力の定着を図る授業(仮)」

授業者:萩原一郎(神奈川県立城郷高等学校)
高校1年生の英語Ⅰの授業をお見せする予定です。基礎からボトムアップで積み上げる発音や語彙指導・音読指導など、毎日の授業で行っている地道な活動を見ていただければと考えています。


8.昼 食:当日は学生食堂が営業しておりますので、利用が可能です。周辺の飲食店は日曜なので営業していないおそれもあります。ご注意下さい。


9.懇親会:情報交換や親睦の場として懇親会を企画しています。会費は2,000円です。会員でない方もご自由に参加いただけます。参加希望の方は、当日受付でお申し込み下さい。


10.問い合わせ先 E-mail: tongreen@kxf.biglobe.ne.jp 田中敦英