これは授業で何度か触れていると思うのですが、忘れている方もいらっしゃるかもしれないので、もう一度。


どちらもカタカナで書くと「カーズ」になりますし、日本人には区別が難しいですね。でも、英語教師としては、区別して発音できないと恥ずかしいですよね。


carsのsを発音する場合、舌先は口の中のどこにもつきません。一方、cardsのsは前にあるdの影響を受け、舌先が上の歯ぐきにつきます。なので、carsのsに比べて、引っかかった音になると思います。


うまくいっているかどうかがよくわからないときは、sを無声化してみましょう。具体的には、日本語の「カーズ」と「カーヅ」のそれぞれの最後の濁点をとるのです。それぞれ「カース」「カーツ」となります。


そして、「ス」と「ツ」の下の位置をそのままにして、再び濁点を付けます。どうですか?違いがわかりますか?


この「カース」と「カーツ」を利用する方法、うまく分けて発音できない子供たちに教えてあげてください。