一昨日は大学院の修了式(が行われるはずだった日)でした。余震や停電の影響で中止になり、修了生は大学で証書を受け取るだけというというさみしいものになってしまいました。



ただ、一昨日は院生と長研生がみんな集まって、S先生を囲んでの昼食会でした。私は、残念ながら、地震の影響で小学校が午前のみとなった娘の迎えがあり、参加できませんでした。ただ、その前に修了生の4人や1年間の長期研修を終える2人の先生がご挨拶に来てくださり、記念の品までいただきました。2年間、1年間、それぞれあっという間です。4月から現場でがんばってください。また、私の方がお世話になることも多いと思いますので、よろしくお願いいたします。



そして、昨日は卒業式(が行われるはずだった日)でした。やはりこちらも中止でした。謝恩会も自粛です。でも、昨日の1時にみんながLL教室に集まってくれ、謝恩会のように私たち教員は花束や記念品、そして、何よりもうれしいメッセージボードをいただきました。



ホテルなどでの謝恩会もうれしいのですが、今回のようにLL教室での「謝恩会」も距離がより近く感じられて、強く印象に残るものとなりました。



これまでの謝恩会では、私たち教員が卒業生に見送られるように会場を後にしていたのですが、今回は逆で、学生が去っていく様子を見届けることができました。



以前ある大学のK先生がおっしゃっていたことを思い出しました。その大学では卒業式・修了式で退職される教授たちも壇上に上がって式典に参加し、最後はその先生方が拍手で送り出され、最後に卒業生たちが式場から退場するのだそうです。K先生はこの順番がおかしいとおっしゃっていました。本来なら、卒業生・修了生たちを送り出し、それから教授たちが退場すべきだろう。辞める直前とはいえ、卒業生を送り出すことが教師としての責務であると。なるほど、と深くうなづいた記憶があります。



昨日は、LL教室から去っていくみんなを一人ひとり見送ることができ、今まで怠っていた責務を一つ果たせた気分です。誰もいなくなった教室を見ていると、なんだか金八先生の最終回のようです(笑)。卒業、修了、そして研修を終えられたみなさんの未来に幸あれと願わずにはいられません。またいつでも遊びに来てください!



In My Life (The Beatles, 2009 Stereo Remaster)


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