あなさんと釣りに行った。



たとえインターネットが情報のゴミ山だったとしても、ほじくり出せば宝がザクザクと出て来る。

その中でも、ひときわ輝いて見えるのは、釣れる川の情報でも、釣れる毛鉤の写真でもなく、実際に川で釣っている人だと思う。

そういう輝かしい人達と、ブログやSNSで繋がると言う事だけでも、インターネットというのはその弊害以上に素晴らしい面を持ったメディアだと思う。



あなさんに初めて会ったのは、実はPCのモニターの中でも、携帯電話の液晶画面の中でもなく、川の中だった。

とても気さくに話かけてくれたのだけれども、それから2年半後、また同じ川の中に立てたのは、やっぱりインターネットのお陰だった。




だけど今日は、生身の躰で沢を溯行し、リアルな魚を釣って、本物の香りがするコーヒーを二人で飲む。




そりゃ、ベテランのあなさんに、釣果では敵わないけど、

でも、そんなの関係ナシに沢と釣りを楽しんだ。




あなさんはルアー専門なので、多分毛鉤を巻いた事はないと思うのだけれども、

どこで入手したのか

野生のカワセミの羽を自分の為に持って来てくれた。


カワセミなんて使った事はなかったけれど、気になってちょっと調べてみたら、

英語ではKing fisher と言うらしい。

確かに、オイカワなんかを捕まえている写真は良く見る。

なんて縁起の良い名前なのだろう。



一本巻いてみた。

コイツで尺ヤマメなんて釣ったら、

最高の恩返しなんだろうけど、


リアルな沢はそんに甘くはないだろうから

とりあえずは

毛鉤ケースのお守りにしよう。



でも、いつか、ココゾという時に、


King fisher kebari