仙腸関節の調整について深く考える | 関節ニュートラル整体

仙腸関節の調整について深く考える

2足動物の人間にとって、上半身と下半身の関節を連結する要である仙腸関節が正常に機能して初めて腰痛をはじめとする慢性痛を予防できるのです。

 

左右の合計で4か所にある仙腸関節は、それぞれに圧縮とけん引、屈曲と伸展の遊び運動があります。

 

言い換えると、16方向に1ミリずれて元に戻る免震構造のような機能があるのです。

 

この機能を検査して調整する技術が関節ニュートラル整体です。

 

当然ながら、仙骨上の腸骨の動きが悪いケースと、腸骨上の仙骨の動きが悪いケースでは調整の方法が異なります。

 

仙腸関節の調整は重要ですが、仙腸関節を調整しただけですべての関節の異常が改善するというケースはまれです。

 

私が協会員の先生方を指導する時は、自分の頭で考えることができるセラピストになるように心がけています。

 

どんなに知識があっても、教養があるとは言えません。

 

「自分の頭で考え、自分の言葉で話し、自分の意見を述べる」ことの3要素を備えたセラピストこそ真に教養がある人間といえるのではないでしょうか?