明治の初めの「新生活様式」を一般庶民は戸惑いながらも取り入れた。
殆どの場合はその方が便利だし格好も良かったから。
その筆頭が断髪や和服から洋装への転換、政府は断髪令まで出して庶民に督励した。
(明治4年の散髪脱刀令は髪型を自由にして構わないという布告で髷を禁止して散髪を強制する布告ではない。
間違って女子まで短髪にした例もあった。)
それでも
コロナの「新生活様式」は、便利なものは少なく不自由なものばかり、
「生きるか死ぬか」の問題、コロナウイルスを封じ込めるには、これしかないと言われても、
①ジョギングは少人数で、室内エクササイズ
運動嫌い、お金をくれても嫌な人間なので何の痛痒もない。
何とか80才まで元気にやってきた、この後も惰性にまかせ、やがて
学校が再開された中国ではマスクを着けたままの運動で何人かの児童が亡くなった。
当局は、運動時はマスク不着用にした。
②テレワーク、オンライン飲み会、テレビ会議
自分が勤めていた会社を想像してみた。
物を作っていた会社だから工場でのモノ作りは遠隔操作なんてわけにはいかない。
宣伝部のホームぺージを担当している人なら、この際大幅なリニューアルをするとか、
営業、設計、製造、資材、知財、経理、人事、・・・・・・概ね会社に行かなければ仕事にならない、
何処の会社でもあり得るのは、
職場の仕事の改善策だの会社の将来像などを提言させる頭の体操、・・・・
高校の最後のクラス会がコロナで延期になった。
もう1/3はあの世、出席出来るのは10数名、
Zoomでクラス会をと思ったが、そんなのシャラクセーと言われるだけ、やはりこういうのは若い人でなければ馴染めない。
我々の年代だと演劇部の練習を連想してしまう。
③マスクを着けて会話
近所の人とは以前と変わらずマスクなしで会話している。
会社でもマスク着けたまま? これから暑くなるのに、
スケスケの夏用マスクなんてないから辛い、
花粉症でマスク慣れしている人でも真夏のマスク経験なんかない、
原宿の女子高生のようにみんなが携帯扇風機を持つようになる?
既に首振りタイプやダイソンを真似た髪をまきこまない羽のない扇風機が登場している。
④飲み会
そういう機会は滅多にないからどうもこうもない。
今は近所の人を呼んでの懇親会も控えている。
日本は、アメリカと違って殆どが電車通勤だから公私にわたり飲み会が多い、営業の接待費も大半は社内接待、
その飲み会で、多人数はダメ、対面もダメ、大皿料理もダメ、大声もダメ・・・・・のダメづくし、
これはほぼ飲み会禁止令、
既に会社によっては、飲みたければ一人で行けと厳命している。
銀座のクラブでホステスもお客もアベノマスクなんてのはもはや漫画の世界。
テレビの企画としては受けるかも、・・・・その時は、ウイスキーはマスクの隙間からストローで飲み、やおら透明なフェースシールドをした和服のママが登場する、
銀座と博多・中州にある丸源ビル、オーナーの脱税で特に銀座の丸源ビルは廃墟が目立ち、そこにコロナが襲来、志村けんのなじみの店が銀座のクラブだったとか、クラスター班の執拗な調査で突き止められた?
もう銀座のネオン街は風前の灯、客待ちのタクシーもいない、・・
小池都知事が推奨しそうなのがビルの屋上のビアガーデン、風もあるし、密閉空間ではないから、・・・
しかし今は、昔のようなビルの屋上のビアガーデンはなくなっている。
⑤通勤対策
もう1か月以上も電車に乗っていない、
「おひとり様サクラを見る会」をやるために前夜祭のホテルニューオータニに行ったのが最後かも。
吊革に直接触らなくてもいい便利グッズが登場したが、お隣の韓国は、日本のずっと先を行っている。
路線バスの吊り輪は輪っかの部分を回転させると殺菌されるシステムを考え早くも採用。
多くのスーパーマーケットのショッピングカート置き場にも同様の殺菌システムを導入し始めている。
日本は官民とも韓国の真似はしない?
官は、世界に誇る?アナログクラスター戦略、
民には、ひたすら道徳心に訴え、
民は民で民度が試されているとまことに殊勝な心構えで耐えている。
もう方向転換はできないからこの路線で何とかうまくいってほしい。
結論、
普段からシビルミニマムの生活を送っている私のようなじじ、ばばにとっては「新生活様式」は、それ程不自由ではない。
しかし、若い働いている人には、当分かつての日常は戻ってこないから辛いし憂鬱な話。


