今の3M、昔の3M | 老$の徒然草

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もうじき80歳、ブログはボケ防止の頭の体操
This blog is essays in idleness by Oidoru and a trivia expert monologue.      

日本は、マスクを手作りする人が沢山いてその作品をブログに載せている方も多い。

しかし、海外ではコロナ以前はマスクを使ったことはない、

更にミシンもない、運針の経験もない人が多いのでマスクを手作りする発想自体がない。

家庭科の授業がない中国の人も日本の手作りマスクに驚いている。

 

都知事のマスクの布地はホーミーコレクションと言う会社で今バカ売れだとか。

近所の人の手作りで本人が作っているわけではないらしいが。

 

中国がマスク外交(健康シルクロード構想)を繰り広げている。 

日本のマスクメーカーが中国で作っていたマスクも中国政府に横取りされて中国のマスク外交に利用された。 

こういうのを火事場泥棒という。

それでもドイツもフランスも助けてくれなかったイタリアやスペインは中国の支援に感謝感謝。

 

普通のマスクは国内生産によって品薄状態が解消されつつある。

私のところは未だ届いていないが、不要なアベノマスクを回収、それを介護施設に回そうとしているところも出てきた。

一方、医療用のマスク、中でもコロナ用の高規格マスクは今世界中で争奪戦が繰り広げられている。

 

reuters__20200401121143-thumb-720xauto-191257アメリカの3Mが作っている医療従事者が使う「N95」と呼ばれる高規格マスクが世界中の病院で使われている定番商品。

日本の医療機関も3MのN95マスクの入手に苦労している。

3Mは中国で生産、上海の刑務所にも作業場がある。

この構図は日本のマスクメーカーと全く同じ、中国で作っていたことが災いした。

アメリカ国内でもこのマスクが払底、トランプ大統領は国防生産法で国内での増産を促す一方海外への輸出を禁じた。

 

3M製品でお馴染みなものと言えば、Scotchブランドのセロテープと付箋紙のPost It。

(セロテープは3Mの発明品)

 

1147c915f18aeb9506b41c688c7217c4カセットテープが登場するまではオープンリールの時代。

その時代、放送局で使われていたのが3Mのテープ、秋葉原では中古の3Mのテープが売られていた。

3Mのテープは高価ではあったがそれぐらい評価が高かった。

 

今は姿を消したがAKAIのオープンリールデッキが大ブレーク、海外にも輸出されていた。

カセットデッキが出てきて、カセットのテープはソニー、マクセル、TDKが作るようになり機器もテープも日本のメーカーが世界標準になった。

私が初めて買ったデッキはTEACのカセットデッキ、もう40年以上も前。

今はデジタル時代、録音するメディアはHDDやフラッシュメモリーになりテープの時代は終わった。

 

cf.

医療用のマスクはサージカル(外科用)マスクと呼ばれている、

新型コロナウイルスは粒子が小さいので、これへの対応可能なのがN95規格。

一般人が使えば息苦しい、中国の子供が運動中に亡くなったのは、このマスクを使っていたことが原因。

 

3MはMinnesota Mining&Manufactuingの略、売り上げ3兆円、社員10万人のアメリカの多国籍企業。