トイレットペーパーに書かれた手紙 | 老$の徒然草

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もうじき80歳、ブログはボケ防止の頭の体操
This blog is essays in idleness by Oidoru and a trivia expert monologue.      


小田 実の「何でも見てやろう」に触発されて、弟がそれが最後の航海になるというフランス船籍のおんぼろ貨客船に乗り込んで横浜港からヨーロッパを目指して旅立った。
香港からは陸路の旅、インドから手紙が届いた。
ホテルのトイレットペーパーに書かれていたからお袋がつっぷして泣いた。
小田 実の場合はフルブライトの留学生だったから旅費は官費、弟は文字通りの無銭旅行。
現在のミャンマー辺りでは、国境をまたぐ運び屋をやってるとairmailがきた。
運んだのは日本製のミシン。
ヨーロッパ大陸からイギリスに渡るときには、10万円近い現金を税関に示さなければいけない。
その見せ金を仲間内で融通しあったらしい。
弟が貯め込んだ金を先に渡った友達に貸したのに返ってこないとかで送金依頼の手紙が来た。
イギリスに渡った後、西ドイツに長居した。
ミュンヘンオリンピック開催時にイスラエル選手団への襲撃事件が起きて西ドイツは騒然となった。
たまたま弟からの手紙が途絶えた。
お袋は発狂寸前。
5人兄弟だったから、一人ぐらい減ったってと言ったらひっぱたかれた。
5年間の放浪生活を終えて羽田に降り立った。
支持品は、ギターが二つ、一台は一番下の弟のプレゼント用、もう一台は自分で弾いていたもの、まるでマイトガイの小林 旭気取りだ。

話は突然変わる。
当然ながら中国語と日本語と共通する言葉は多い。
一方、全く違うのもある。
自動車は、汽車、妻は愛人、社長⇒経理、大臣⇒部長、ホテル⇒飯店 レストラン⇒菜館。
そして極め付きがトレットペーパー、中国では手紙と言う。
日本人の言語感覚は繊細、だから時代とともに変わる。
中国では、今でも厠、日本で若い人に厠といっても通じない。
テレビは、電視というが日本ではテレビジョンはテレビのようにカタカナ語も多い。
商品に多いが、意味不明のまま流通している言葉もある。
三菱の掃除機に風神、松下のテレビに画王なんてのがあったがすぐ使われなくなった。
確か、今のパナソニックのテレビはブラビアじゃなくてビエラだったかな。

4.5年前アンジャラアキの『手紙』が流行り、卒業ソングになった。
中国人もこんな曲も好きらしく、自分でピアノを弾いたビデオが一杯投稿された。
中国語では、手紙は信、手紙を書くのが写真ではなく写信である。


イケメンのパットブーンは砂に手紙を書いたんじゃなくてLove lettersと文字を書いた。
自分でも試してみたかったけど恥ずかしくて果たせなかった。
今なら出来るけど相手がいない。



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