
中国の大気汚染について、テレビなどで、日本からかつて大気汚染を克服した経験や脱硫技術を提供すればいいなんて話が出る。
バカ言ってんじゃねーと言いたい。
現在の中国の大気汚染の問題解決は、日本でいうところの技術の問題ではない。
エネルギーを石炭から石油に変える、ガソリンの性能を欧米並みにする、そしてもっと手前で決められたことを守るということが先決だし、そんなことは言わなくても中国だって分かっている。
中国は、今でも炭鉱の事故で何千人と死んでいる国だ。
それでも炭鉱の採掘を止めないし、無許可の炭鉱も一杯ある。
中国には石炭が無尽蔵にあるからだ。
だから、根幹のエネルギー資源の転換は、テレビで言われている技術の問題ではない。
ゴミ処理を例に挙げれば、分別とか、決められた日に決められたもののゴミ出しとかのルールが守られていないとしたら、ルールを守ることが先でそれが守られて次のステップに進むことが出来る。
相手が望んでもいないのに、変にしゃしゃり出て行ってもかみ合わないから余計なお世話と言われるだけだ。
仙台に転勤したときに聞いた話。
昔、仙台市内にはその地下に泥炭があった。地下4~5mの深さに堆積していた泥炭を掘り出して、約半年間日干しにしてから燃料にした。タダだったから皆それを利用した。夕方は、煙がもうもうで大変だったらしいが、泥炭を使い尽くすまでそんな暮らしが続いた。
仙台には埋もれ木細工がある。この原料は炭化度の低い褐炭(亜炭)を使う。
埋木も昭和45年頃から、原木が採掘されなくなっており、現在の手持ち材料で高価な茶道具を制作している。
今年は汚染を吹き飛ばす風が弱いのも事実だろう。
だとすれば、何もしなくても来年は今年みたいなことは起きないかもしれない。
日本に被害があれば兎も角、日本から余計なことは言わないことだ。
彼らだってバカじゃない、きっと正しい方へ舵を切るだろう。
今は我慢比べだ。
この間、日本のテレビ局が、のこのこ現地を取材で訪れた。インタビユーに答えて曰く、こんなのどーてことないと。
本当にそうかもしれないし、強がってるのかもしれない、どっちにしても俺たちには関係ないことだ。


