「ゲーム用のイヤホンっておすすめが多すぎて、結局どれを買えばいいのか決められない…」
👤 読者の声
📖 この記事でわかること
- ゲームイヤホンを接続方式から選ぶ理由
- 遅延・定位・マイクという3つの見どころ
- 有線・ワイヤレス別のおすすめ3モデル
- PS5・Switch・スマホで使うときの落とし穴
結論から言うと、ゲームイヤホン選びは音質より先に接続方式で決まります。
有線・2.4GHzワイヤレス・Bluetoothでは、音の遅れ方がまるで違うからです。
遊ぶジャンルと使う機種から逆算すれば、候補は3本まで絞れますよ。
はじめに、どこで差がつくのかをはっきりさせておきましょう。
音の遅れを決めるのは接続方式
ゲーム用として見たとき、いちばん効いてくるのが遅延(映像より音が遅れて届くまでの時間)です。
有線はケーブルで直接つなぐぶん、遅れをほとんど感じません。
ワイヤレスでも、専用の受信機を使う2.4GHz接続なら遅れは小さめ。
| 接続方式 | 音の遅れ | 向いている遊び方 |
|---|---|---|
| 有線(3.5mm) | ほぼ気にならない | FPS・音ゲー |
| 2.4GHz(受信機つき) | 小さい | PS5・PCの対戦 |
| Bluetooth | 出やすい | RPG・スマホゲーム |
2.4GHz接続は、ドングル(USB端子に挿す小さな受信機)で機器とやり取りする仕組み。
たとえばソニーのINZONE Budsは、この接続での遅れを30ms未満と公表しています。
ms(ミリ秒)は1000分の1秒なので、30msなら0.03秒ほどのズレという計算です。
📌 ポイント
タイミングと足音が勝負どころになるジャンルほど、有線か2.4GHz接続が向いています。反対にRPGや動画中心なら、Bluetoothでも困る場面は多くありません。
遊ぶジャンルで選ぶと迷わない
同じゲームイヤホンでも、遊ぶジャンルによっておすすめは変わります。
音ゲーなら判定のズレが出ないこと、FPSなら足音の方向がつかめることが軸。
ゆっくり進めるRPGや動画が中心の人は、遅れより付け心地を優先しても不満は出にくいでしょう。
- ✓ FPS・TPS:足音の方向がつかめる音づくりのモデル
- ✓ 音ゲー:有線か2.4GHz接続でタイミングをそろえる
- ✓ RPG・スマホゲーム:ゲーミングモードつきのワイヤレス
遊ぶ時間がいちばん長いジャンルを1つ思い浮かべてください。
そこを基準にすると、候補はぐっと減ります。
接続方式のあたりをつけたら、次の3点を順番に見ていきましょう。
①音の遅れが小さいか
まず見たいのは、遅れの小ささを裏づける情報があるかどうか。
商品ページに「2.4GHz接続対応」「受信機つき」と書かれていれば、遅れは抑えやすくなります。
一方、Bluetoothだけの機種はゲーミングモードの有無を確認しておきたいところです。
⚠️ 注意点
「低遅延」とだけ書かれていて、数値も接続方式も示されていない商品説明はうのみにしないでください。数値を出しているメーカーの表記を基準に比べると、判断がぶれにくくなります。
②足音の方向がわかるか
次に見るのが定位(音がどの方向から鳴っているか感じ取れること)です。
低音が強すぎるモデルは迫力が出る半面、足音や銃声が埋もれてしまいがち。
ゲーム向けをうたうモデルは、低音を盛りすぎず全体をならした音づくりになっているものが多くあります。
👍 見つけ方のコツ
商品説明に「定位」「立体音響」「バイノーラル」といった言葉が入っているかを見てみましょう。音の方向を意識して作られたモデルかどうかの手がかりになります。
③マイクと付け心地は合うか
仲間と遊ぶなら、ボイスチャット(ゲーム中に声で話す機能)用のマイクも要チェック。
イヤホン内蔵のマイクは口元から遠いため、声がこもって聞こえる場合もあります。
長く遊ぶ人ほど、耳が痛くなりにくい形やイヤーピースの種類も効いてきますよ。
- ソロ中心:マイクなしでも困らない。音の聞こえ方を優先
- 仲間と会話する:マイクつき、または別売りマイクとの併用を前提に
- 1回3時間以上:軽さと耳へのあたりのやわらかさを重視
ここからは、接続方式ごとに1本ずつ紹介していきます。
どれも公式が仕様を公開しているモデルなので、比べるときの基準にしやすいはず。
有線で定位を取るなら final VR3000 for Gaming
充電がいらず、音の遅れも気にしなくていいのが有線の強み。
なかでもfinalのVR3000 for Gamingは、音の方向と距離感の再現に振った設計が特徴です。
立体音響「イマーシブ・バイノーラルサウンド」に対応し、ゲームの空間をそのまま届けることを狙っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | final VR3000 for Gaming |
| 接続方式 | 有線(ケーブル長1.2m) |
| ドライバー | 6mmφダイナミック型「f-Core DU」 |
| 重さ | 20g(マイク搭載モデルは23g) |
| 向いている人 | FPS・音ゲーで足音とタイミングを重視する人 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
3点で支える装着設計と20gの軽さも、長く遊ぶ人にはありがたいところ。
ボイスチャットを使う人は、マイクを内蔵したモデルを選ぶと配線がすっきりしますよ。
PS5・PCの対戦ならソニー INZONE Buds
ケーブルから解放されつつ遅れも抑えたい人には、2.4GHz接続のモデルが候補になります。
ソニーのINZONE Budsは、同梱のUSB Type-Cトランシーバーで機器と直接つながる方式。
公式は通信の遅延を30ms未満と説明しており、数値で判断できるのが心強い点です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | ソニー INZONE Buds(WF-G700N) |
| 接続方式 | 2.4GHzワイヤレス(USB Type-Cトランシーバー同梱)/Bluetooth |
| 遅延 | 通信の遅延は30ms未満(2.4GHz接続時) |
| 連続再生 | 本体12時間/ケース併用で約24時間(5分の充電で約60分) |
| その他 | ノイズキャンセリング(周りの音を打ち消す機能)・外音取り込み搭載/IPX4相当/片側約6.5g |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
片側6.5gと軽く、耳をふさぐ時間が長い人でも負担になりにくい設計。
トランシーバーを挿し替えれば、PCとゲーム機を行き来する使い方もできます。
スマホゲームと普段使いなら Anker Soundcore P40i
スマホゲームが中心なら、Bluetoothでも困る場面は多くありません。
AnkerのSoundcore P40iは、専用アプリからゲームモードに切り替えられるモデル。
通勤中の音楽や動画にもそのまま使えるので、1本を兼用したい人と相性がいい1台です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Anker Soundcore P40i |
| 接続方式 | Bluetooth 5.3(SBC/AAC) |
| ゲーム向け機能 | Soundcoreアプリのゲームモード(低遅延モード)に対応 |
| ドライバー | 11mmダイナミックドライバー |
| その他 | ウルトラノイズキャンセリング 2.0/IPX5(本体のみ)/マルチポイント接続対応/片耳約5g |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
マルチポイント接続(2台に同時につないでおける機能)に対応する点も便利。
スマホとパソコンを行き来しながら遊ぶ人は、つなぎ替えの手間が減ります。
イヤホン側だけでなく、つなぐ機器側にも決まりごとがあります。
PS5はBluetoothイヤホンを直接つなげない
見落とされがちなのが、PS5は手持ちのBluetoothイヤホンをそのまま接続できないという点。
音を届けるための決まりごと(オーディオプロファイル)に対応していないためです。
ワイヤレスで遊びたいなら、次のどれかを選ぶことになります。
- 1 USBトランシーバー同梱モデルを買う:本体のUSB端子に挿すだけで使える
- 2 市販のトランスミッターを足す:手持ちのイヤホンを生かせる
- 3 コントローラーの3.5mm端子に挿す:有線イヤホンならこれで完結
3番目がいちばん手軽で、追加の出費もかかりません。
SwitchのBluetoothはマイクが使えない
Nintendo SwitchはBluetoothオーディオに対応していますが、いくつか制限があります。
任天堂の公式サポートによれば、Bluetoothオーディオのマイク入力には対応していません。
ボイスチャットまで1本でまかなうつもりだと、あとで困る場面が出てきます。
⚠️ Switchで知っておきたい制限
- 同時に接続できるBluetoothオーディオは1台まで
- 無線コントローラーを3個以上つないでいると接続できない
- ローカル通信中はBluetoothオーディオを使えない
- 対応コーデックはSBCのみ(プロファイルはA2DP)
くわしい条件は任天堂サポートのBluetoothオーディオ案内で確認できます。
友達と通話しながら遊ぶなら、有線のマイクつきイヤホンが素直な選択でしょう。
スマホゲームはアプリのゲーミングモードを使う
スマホゲームでワイヤレスを使うなら、専用アプリの設定を見直してみてください。
ゲームモードに切り替えると、映像と音のズレが縮まる機種もあります。
オンのままだとバッテリーの減りが早くなる場合もあるため、遊ぶときだけ使うのがおすすめ。
📌 ポイント
それでもズレが気になる音ゲーなら、変換アダプターを使って有線でつなぐ方法もあります。まずはゲームモードを試し、物足りなければ有線に切り替える流れが無駄になりません。
ゲームイヤホン選びは、接続方式 → 遊ぶジャンル → 使う機種の順で絞り込むのが近道です。
📋 この記事のポイント
- FPS・音ゲー:有線か2.4GHz接続。final VR3000 for Gamingが候補
- PS5・PCの対戦:トランシーバー同梱のソニー INZONE Buds
- スマホゲーム+普段使い:ゲームモードつきのAnker Soundcore P40i
- 機種側の制限:PS5はBluetooth直結不可、SwitchはBluetoothマイク非対応
迷ったときは、いちばん長く遊ぶジャンルを1つ決めてみてください。
そこさえ決まれば、候補は自然と1本に寄っていくはず。
音がクリアになるだけで、聞こえなかった足音や小さな効果音まで拾えるようになりますよ。