「防水って書いてあるけど、雨の日やお風呂でも本当に使えるのかな…。」
👤 読者の声
「防水」とひとくちに言っても、耐えられる水の量は機種によって大きく違います。
じつは、見るべきところは「IP」のあとに並ぶ数字だけです。
📖 この記事でわかること
- 防水等級(IPX4・IP55・IP68など)の数字の読み方
- 水没にも耐える、等級の高いモデル4選
- 汗や雨に強く、普段使いしやすいモデル4選
- お風呂やプールで使うときの注意点と手入れのコツ
この記事を読めば、自分の使い方にどの等級が必要かがハッキリします。
読み終わるころには、雨の日や運動のお供にする1台を選べるはずです。
防水ワイヤレスイヤホンは「IPの後ろの数字」で選ぶ
防水のワイヤレスイヤホンは、IPの後ろの数字を見て選ぶのが近道です。
IP等級(防水・防塵の強さを示す規格)は「IP68」のように書き、前が防塵、後ろが防水を表します。
数字が大きいほど水に強い、と覚えておけば十分です。
- ✓ IPX4:汗や小雨など、水しぶきに耐える
- ✓ IPX5:勢いよくかかる水(噴流水)に耐える
- ✓ IPX7・IPX8:一時的に水に沈んでも耐える(IPX7は水深1mに30分が試験の条件)
「X」は、防塵の試験を省いていることを示します。
水にしっかり備えたい人が最初に見ておきたいのが、IP68やIP67のモデルです。
水没にも耐えるIP68・IP67の防水ワイヤレスイヤホン
IP68やIP67は、防塵も防水も高い等級にあたります。
大雨のなかで運動する人や、うっかり水に落とすのが心配な人におすすめです。
耳に掛けるフック型(雨の日も運動する人に)
JBLの「Endurance Peak 4」は、耳に掛けるフックがついたスポーツ向けのモデルです。
イヤホン本体がIP68に対応し、今回紹介する8つのなかでも等級が高い部類に入ります。
ひねって固定する「ツイストロック」構造で、動いたときのずれを抑える作りです。
- ✓ 連続再生:単体で最大12時間、ケース併用で最大48時間(ノイズキャンセリングOFF時)
- ✓ ノイズキャンセリング:運動に合わせて強さを調整できる
- ✓ 充電ケース:IPX2(本体ほどの防水性能はない)
ケースは本体ほど水に強くないので、濡れた場所には置かないようにしましょう。
調整できるフック型(ジムでも外でも使う人に)
Ankerの「Soundcore Sport X20」も、IP68に対応しています。
耳に掛けるフックは伸び縮みし、角度も変えられる作りです。
ノイズキャンセリング(周りの騒音を打ち消す機能)と外音取り込みの両方を備えています。
- ✓ 通常モード:単体で最大12時間、ケース併用で最大48時間
- ✓ ノイズキャンセリング使用時:単体で最大7時間、ケース併用で最大28時間
- ✓ 充電ケース:防水には対応していない
発売から2年ほどたちますが、公式ストアでの販売は続いています。
水中や入浴時の使用は想定していない、というのが公式ページの案内です。
泳ぎながら聴ける骨伝導(プールで使いたい人に)
Shokzの「OpenSwim Pro」は、水泳での使用を想定した骨伝導(骨の振動で音を伝える方式)のイヤホンです。
IP68に対応し、水深2mの淡水に2時間まで沈められます。
水中ではBluetoothがつながらないため、泳ぐときは本体に曲を保存するMP3モードが必要です。
- ✓ 保存容量:32GB(最大8,000曲)
- ✓ 連続再生:Bluetoothモードで9時間、MP3モードで6時間
- ✓ 形:左右がバンドでつながり、耳の穴をふさがない
プールで音楽を聴きたい人には、OpenSwim Proがおすすめです。
軽い骨伝導(汗をかく運動が多い人に)
同じShokzの「OpenRun Air 2」は陸上の運動に合わせた骨伝導イヤホンで、9月に発売されました。
防水・防塵はIP67、重さは26.4gです。
頭の小さい人に合わせたミニサイズも選べます。
- ✓ 連続再生:最大10時間
- ✓ 急速充電:5分の充電で最大2時間
- ✓ 注意点:水泳や水中での運動には使えない
泳ぐ人はOpenSwim Pro、走る人はOpenRun Air 2と使い分けましょう。
汗や雨に強い、普段使いしやすい防水ワイヤレスイヤホン
通勤や買い物が中心の人は、IP57やIP55、IPX4のモデルにも目を向けてみましょう。
ノイズキャンセリングつきのモデルや、耳をふさがないイヤーカフ型もあります。
ケースまで防水のモデル(iPhoneを使っている人に)
Appleの「AirPods Pro 3」は、イヤホンも充電ケースもIP57に対応しています。
前のモデルより、防水の等級が上がりました。
心拍数センサーを内蔵し、運動中の心拍数をiPhoneのフィットネスアプリで確認できます。
- ✓ 連続再生:単体で最大8時間、ケース併用で最大24時間(ノイズキャンセリング使用時)
- ✓ 急速充電:5分の充電で約1時間
- ✓ 注意点:水泳やシャワーでの使用には対応していない
雨の日にケースをポケットやかばんに入れて持ち歩く人におすすめです。
耳に挟むイヤーカフ型(耳をふさぎたくない人に)
HUAWEIの「FreeClip 2」は、耳のふちに挟んで使うイヤーカフ型です。
イヤホン本体はIP57、充電ケースもIP54に対応しています。
片耳は約5.1gと軽く、耳の穴をふさがないので周りの音も聞き取れる作りです。
- ✓ 連続再生:単体で約9時間、ケース併用で約38時間
- ✓ 手入れ:運動のあとは水分をすぐに拭き取る
- ✓ 注意点:水泳やシャワーには適さない
家事や散歩のあいだも周りの音を聞いていたい人に合います。
ノイズキャンセリング重視のモデル(仕事でも使う人に)
Ankerの「Soundcore Liberty 5 Pro」は、5月に発売された上位モデルです。
防水・防塵はIP55に対応しています。
充電ケースにディスプレイがついているのも特徴です。
- ✓ 連続再生:単体で最大12時間(通常モード)、ノイズキャンセリング使用時は最大6.5時間
- ✓ 音質:高音質コーデック(音の圧縮方式)のLDACに対応
- ✓ 同時接続:最大3台までつなげるマルチポイント
移動中の通話やオンライン会議にも使いたい人におすすめです。
音を優先したい人の生活防水(屋内で使うことが多い人に)
ソニーの「WF-1000XM6」は、2月に発売された同社の上位モデルです。
防水はIPX4で、汗や小雨ていどの水しぶきに耐えます。
今回の8つでは控えめな数字で、通勤や室内での軽い運動を想定した等級です。
- ✓ 連続再生:ノイズキャンセリング使用時で最大8時間、オフで最大12時間
- ✓ 重さ:片耳約6.5g
- ✓ 注意点:水没や強い雨は想定していない
防水よりも音やノイズキャンセリングを優先したい人は、WF-1000XM6を候補に入れましょう。
防水ワイヤレスイヤホンを長く使うコツ
等級の高いモデルを選んでも、使い方しだいで水が原因の故障は起こります。
使う場面から必要な等級を決める
まずは、自分がいちばん濡れる場面を思い浮かべましょう。
| 使う場面 | 等級の目安 |
|---|---|
| 通勤・家事・室内の運動 | IPX4以上 |
| 雨の日のランニング・汗をかく運動 | IP55以上 |
| 大雨・水に落とす心配がある | IP67・IP68 |
| 水泳 | 水泳に対応と明記されたモデル |
迷ったら、ひとつ上の等級を選んでおくと余裕があります。
お風呂やシャワーで使っても大丈夫?
IP68やIP57のモデルでも、メーカーが入浴やシャワーでの使用を想定していないことがあります。
等級の試験は常温の真水で行われ、お湯や石けん、湯気は対象に入っていないためです。
お風呂で聴きたい人は、買う前に公式ページの注意書きを確かめましょう。
濡れたあとは拭いてから充電する
濡れたイヤホンをそのままケースに戻すと、充電の端子が傷む原因になります。
使い終わったらやわらかい布で水分を拭き取り、乾かしてから充電しましょう。
充電ケースは防水に対応していない機種もあるので、濡れた手で触らないのが無難です。
よくある質問
防水のワイヤレスイヤホンを選ぶときによく聞かれる疑問をまとめました。
まとめ:防水は使う場面に合う等級で選ぼう
📋 この記事のポイント
- 見るのはIPの後ろの数字:大きいほど水に強い
- 雨や汗はIP55以上が目安:水没が心配な人はIP67・IP68
- お風呂や水泳は別もの:公式ページの注意書きを確認
防水のワイヤレスイヤホンは、濡れる場面に合った等級を選べば失敗しにくくなります。
迷ったら、本体がIP68でフックつきの「Endurance Peak 4」から検討してみましょう。
天気を気にせず持ち出せる1台があると、音楽を聴ける場面が広がります。