翌日の天気予報は曇。でも夜のうちはけっこう晴れていて、明け方には月も綺麗に見えていた。
晴れているなら是非ともまた、ライトアップとは違う青空バックの樹氷を見たい。これなら行けるんじゃ？
だがそうこうしているうちにどんどん曇ってきてしまった。
早い時間ならなんとか？と思っていたのだけれど、宿の朝食はなんと８時から。ロープウェイは９時から動くのに、それじゃ間に合わない。あーあ。
宿には私たちのほかに、夫婦らしきカップルがひと組と、あとはそれぞれ単身の男性が２人だけ。男性は常連（もしくは長期滞在）の人らしかった。
チェックアウト待ちのときカップルの女性の方とロビーでちょっと話したら、彼女も声を顰めて
「スキー宿なのに朝食遅すぎ」
と不満げだった。そう、リフトはとっくに動いているしね。
食事の時間のことを除けば、宿はとても感じ良かったし、食事も美味しかったので評価するとしたら５つのうち４つ星ぐらいは付けてもいいんだけど。ちなみに朝ごはんのお米が美味しすぎて朝から3杯もお代わり。なんでも、自家栽培のお米だそうで。炊きたてがおひつで湯気を立ててて、もう抗えない。
ともあれ朝食のあとはなる早でチェックアウトし、ロープウェイに向かう。でもすっかり曇ってしまった。西の空は昨日よりはスッキリして山も見えているけど、ロープウェイの上の方はやはりガスに巻かれている模様。
ロープウェイも安くないからやや迷ったけど、ここまで来たんだから、と自分のアマテラスパワーにまたも一縷の望みを託して上ることに決める。
だが、昨夜はスカスカだったロープウェイ乗り場は長蛇の列。
けっこう待ってやっと乗る。満杯。いいのかこれ。昨年だとどこへ行っても人数制限していたけどな。しかしそれをしたらいつまで経っても乗れなそうである。
しかし乗っているうちになんと、どんどん晴れてきた。おー。乗り合わせた別のグループの青年たちが
「お、晴れてきたよ、俺たち、持ってるなあ！」と言ってたけど、持ってるのはこのワタクシですことよ！と例によって心でつぶやくワタクシ。
頂上に着く頃には太陽が、まだ薄曇りながら姿を見せ、次第に青空が広がってきた。田沢湖と同じパターン。いよいよという段になって晴れてくる。今回の旅は大内宿でも田沢湖でも樹氷ライトアップでもそうだった。毎日、ワタクシが行くと晴れる。いつものことながらCちゃんもＨ君もびっくり。
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