今年始めには、チッタゴンのラディソンで行われたbrother チッタゴン支部の25周年記念式典に出演させていただきました。
チッタゴン市内でもラディソンは1番大きいホテルで、過去に何度かライブをやらせていただいています。
この日は、式典に参加される関係者の皆さんに日本との関係性を感じてもらいながら、ライブを楽しんでもらい25周年を一緒にお祝いしたい、とbrotherさんから依頼をいただいていたので
ベンガル語で日本の文化紹介も行いつつ、チッタゴン出身の有名アーティストさんの歌を歌ったり、私たちのオリジナル曲も披露いたしました。
チッタゴンて…本当に素敵な場所なのですよ。
海があるからかな
人々の心がのびのびと豊かで、皆さん自然体で。
飛行機から降り立った瞬間から空気も綺麗なので、なんだかダッカから来ると毎回心身洗われる気分になる、私たちの大好きな街で。
バングラデシュの観客の皆さんは総じて反応が良いのでパフォーマー冥利に尽きるのですが
そうした意味でも、チッタゴンの観客の皆さんはいつも真っ直ぐ優しく私たちの奏でる音楽を受け止めてくださる印象があり
この日も本当に温かい眼差しでライブを楽しんでくれていて、そんな皆さんを感じながら私たちもとても幸せな気持ちをいただきました。
特に後半、「Sonaly」というバングラデシュへの愛を歌った私たちのオリジナル曲を歌った時は、歌詞と音楽が盛り上がったところで会場が拍手に包まれて…
私たちの想いが、愛が、音楽を通じて伝わったんだなあって
すごく嬉しかったです。
どんなに頑張っても伝わらない時もあるから、伝わった時は、何回目でも、何年歌っていても嬉しいものです。
心が通じ合えたなあって、感じます。
小学生の時に観た舞台に心を救われて
ステージパフォーマーになる!と子供心に誓って
十代から劇団に入って芸の何たるかを学んで
二十代からユニット活動を始めてエンターテイメントのいろはを学んで
三十代からバングラデシュでも舞台に立つ機会をいただいて
そして今、今までの全てが私の糧となり、今の私と表現活動を支えてくれているのを感じます。
切磋琢磨しながら創作活動を一緒にしているメンバーの水谷君、私たちのライブを支えてくれる仲間たち、ベンガル語の発音指導や歌詞作りを協力してくれる友人たち、ステージに立つことを理解し応援してくれる家族、私たちの音楽を楽しみにしてくれている方々、
みんながいるから私は私の子どもの頃からの夢を、この活動を続けられています。
心より感謝。
今年も色々なところでライブができますように。
ライブを通じて、沢山の方々と出会えて、幸せな心の交流ができますように…!