アジアで初めてノーベル文学賞を受賞したタゴール。

詩・音楽・戯曲・小説・絵画・哲学
多方面で才能を発揮した、まさに天才と呼ばれたひとでした。

今日はまた詩をひとつ、ご紹介したいと思います。


成功の中にのみ
あなたの恵みを感じるような卑怯者ではなく
失意の時にこそ
あなたの御手に握られていることに気づけますように。

私たち人間は、物事がうまくいった時、成功した時と
何も思い通りにいかない時、失敗が続いた時では
ものの見方や気持ちの持ちようも含めて、様々なことを異なって感じる生き物なのだと思います。

失意のどん底にいる時こそ
大切なものを信じられるか、
どれだけ感謝を忘れずにいられるか、

そのことの大切さを、タゴールのこの詩は思いださせてくれます。

私も困難な時こそ、誇り高く、優しく生きる
そんな人間を目指したい。

この詩に通ずることではありますが、今、まさにバングラデシュが危機的状況の中で、親愛なる友人たちが手を差し伸べてくれています。
自分にできることはないか、と。

とても有り難くて、その想いだけで涙が出てきます。
沢山の方々に支えられてきたこと、
支えられていること、
その感謝を忘れずに

絶対に団体や工房は潰さない。
絶対に困難に負けない。

それくらい強い気持ちで、この危機を乗り越えていこうと思います。