バングラデシュにあるナラヤンゴンジという街は徳島県の鳴門市と友好都市として交流があります。
昨年2023年に、教育、経済、人材面における交流を目的に友好都市協定が締結されました。

そして、昨年11月にバングラデシュでは初めての桜の植樹が行われたのです。

桜には色々な種類がある中で、バングラデシュの気候に合う種類のものが3種類選ばれ、ナラヤンゴンジ市役所庁舎内で植樹式は行われました。

まだ桜の木は成長中で花が咲くのは先とのことですが、そんな日本ともゆかりのあるナラヤンゴンジで友好記念一周年の式典が行われ、光栄なことに私たちBAJNA BEATは文化プログラムのパフォーマーとして参加させていただきました。

出番を待ちながら、舞台袖から生け花や茶道のパフォーマンスを眺めていると
その会場で、素敵なサプライズが…

ナラヤンゴンジでは友好都市協定の後、日本語学校が設立され、今は100人を越える学生さんが日本語を学んでくれています。

その学生さんたちが登場し、森山直太朗さんの「さくら」を日本語で歌ってくれたのです。



緊張した面持ちで、でも胸を張って
バングラデシュの日本語学生さんが歌う「さくら」は
とても温かくて、優しくて…
胸に響きました。

「日本語を大切に歌ってくれてありがとう。」
そんな想いが溢れて、その後私たちの出番だったのですが、私たちもベンガル語をいつもより大切に、歌えた気がしました。

相手を大切に思う気持ち
違う文化を尊重する姿勢

彼らの歌う姿が、文化交流とは何かということを改めて示してくれたような、そんなパフォーマンスでした。