エクマットラの子が入院してから、怒涛の日々を過ごしていました。
 
今回の入院は偏に山形病院の小林レイ子さんとラーマン先生のおかげなのですが、手術するためにはABマイナスの血液型が必要となり…
 
ABマイナスは1番珍しい血液型です。
日本では血液バンクが保存されていますがバングラデシュの病院にはなく、ドナーか血液のストックを探すことになりました。
 
しかし、探せど探せど見つからない。
友人知人のネットワークも、血液バンク系のコミニティーに知らせても駄目で、手術日が迫るにつれて私自身も焦ってしまって…
見つからなかったらどうしよう、と。
 
医療の面でも、日本の当たり前は発展途上国では当たり前ではない。
それを痛感した日々でした。
 
ラーマン先生はもうすぐメッカの巡礼に行かれてしまうので、それまでに手術がおこなえなければ、2、3か月先になってしまいます。
そうしたら益々足の状態は悪くなってしまうし、なんとか早くドナーを見つけなければ…と。
 
そこで思いついたのが、SNSでの呼びかけでした。
 
(続く)
 
今は無事手術は成功し、また日々目の前のやるべきお仕事を頑張っていますが、
 
とにもかくにも、ABマイナスの血液型が見つかったこと、
彼の手術が成功したこと、
 
思い出すだけで今も涙が溢れちゃうくらいの出来事で、感謝を忘れないために自分の忘備録としてもこのブログに書き記したいと思います。