毎年群馬で行われるバングラデシュの新年祭。

いつも音楽ユニットとしてパフォーマンスさせていただいたり、皆さんのご厚意でエクマットラの活動を紹介させていただいたり、主催者の方のお家に泊まらせていただいたり、本当に素敵な機会となっています。

とても有難いのは、主催者の方の次男がちょうど息子と同じ歳で、いつも息子を連れて行くと歓待してくださり、家族ぐるみのお付き合いができていることです。

人生の90%以上をバングラデシュで過ごしている息子にとっては、バングラが自分のホームグラウンドであり、日本はまだまだ未知の国です。

そんな日本で、実家意外に迎えてくれる場所があること、お友だちがいること、本当に有難いことだと感じています。

新年祭の翌日は、主催者のご家族の皆さんと群馬観光に行くのが恒例となっていて、今年は榛名山に連れて行っていただきました。



山…です。

絵に描いたように立派な、山たる山です🙏


バングラデシュにいると平地ばかりなので、久しぶりに山を間近で見られて、なんだか感動いたしました。

そして急に、

「ああ、自分は今日本にいるんだ」

という想いが込み上げてきて。


自分の心の中の日本の原風景として、山の景色があるのでしょうね。

日本昔話や、絵本で見た日本の景色の思い出。



ロープウェイで頂上まで登りながら、

昔はこういう山を歩いて越えたんだよなあ…

と、何故かしみじみ感じたり。


山を目の前にした時、越えることを目標に挑戦してきた人間の遺伝子が私にも組み込まれているのかもしれないなあ…

とか。


開放的な海より、山はなんだか気持ちが内に向く効果があると感じました。

ただ単に自分が年齢を重ねたからかもしれませんが(笑)



若い彼らは大きな山や広い湖に大はしゃぎしていて、お魚を見つけたり、てっぺんの展望台で富士山を見たり、榛名山を大いに満喫していました。


山頂は空気が澄んでいて美味しくて、沢山深呼吸をしたら頭の中もリフレッシュできたような気がしました。

バングラデシュにはない、ひんやりと透き通った綺麗な空気をここぞとばかりに吸い込みました!



嬉しかったかとは、子どもたちと入ったお土産やさんの店主さんがとっても優しくて。


いただいた椎茸茶が美味しかったのでお土産に買ったら、沢山おまけをしてくれました。

こういう一期一会が旅の醍醐味ですよね。



もうひとつ嬉しかったのは、昨年は赤ちゃんだった末っ子のアリーナちゃんが、歩くのもおしゃべりもとっても上手になっていたこと。


一年に一回しか会えないけれど、彼女の成長を見るのもまたすごく楽しみでもあります。


かけがえのない、心温まる時を過ごせた群馬滞在でした。