2月21日は言語運動の記念日でした。
母国語を守るための言語運動がきっかけとなり独立戦争が始まり、東パキスタンから建国してバングラデシュとなったこの国にとって、2月21日はとても大切な日です。
バングラデシュのいたるところにある独立戦争の記念碑。
それはショヒド・ミナールと呼ばれ、2月21日には皆がお花を捧げに行きます。
独立戦争前に経済的にも政治的にも力を持っていた西パキスタンからウルドゥー語を公用語に強いられた時に、
「我々はベンガル語を話すベンガル人だ。」
と母国語を守るために立ち上がった学徒がパキスタンの警官隊と戦い、命を落としたのが2月21日。
ショヒド・ミナールは、その方々の鎮魂のために立てられました。
今、私たちがバングラデシュで生きていること。
ベンガル語を話せていること。
どの国もそうですが、そうした犠牲や歴史の上に、今の私たちの生があります。
そのことを忘れず、
この国のために命を捧げた方々はどんな未来を見たかったのだろう…と問い続けながら
しっかりと生きて、次世代を育てていきたいと思います。