先日、私がガイド通訳させていただいたツアーの中で
「ベンガル料理教室に参加したい!」
というご要望をいただき、友人に頼んでお料理教室を開催してもらいました。

その時のレシピのひとつだったマスタード・イリッシュは、私が10年住んでいる中で、一番大好きなベンガル料理です。

イリッシュはニシンみたいな味でとても味わい深く、ベンガル人の皆さんから人気があり「国魚」と言われています。
そんなみんなが大好きなイリッシュをマスタードソースで煮込んだのがこのお料理。
自分の忘備録としても書いておこうと思います。
 

 
バングラデシュではだいたいのお魚がこの輪切りのようなスタイルでカットされます。
日本ではなかなか珍しいスタイルですよね。

イリッシュは川魚なので、臭みが出ないように塩水で何度も洗っておきます。
 
 
今回味付けに使うスパイスやペースト。

右側の黒いつぶつぶが見えるペーストがマスタードを水でふやかしてペーストにしたものです。
その上が生姜ペースト、その左がにんにくペースト、真ん中が玉ねぎペースト。
茶色いスパイスがこちらのお料理でよく使うコリアンダーというパウダーで、手前の黄色いのがターメリック、赤いのが赤唐辛子のチリパウダーです。


ちなみに、マスタードを水に浸してふやかす前はこんな感じ。
見た目は黒胡椒のようです。
柔らかくしてから、すりつぶすかミキサーでペーストにします。
 
 
玉ねぎペースト大さじ4
生姜ペースト大さじ1
にんにくペースト大さじ1
コリアンダーパウダー小さじ1
ターメリック小さじ1
チリパウダー小さじ1
 
を少量のマスタードオイルと共に、イリッシュにもみこみます。
火にかける前にマリネートする感じですかね。

途中経過の写真を撮るのを忘れてしまったのですが🙈
スパイスをもみ込んで少し置いたあと、この後はフライパンに油をひいて、お魚を焼きながらひたひたになるくらいの水を加えて煮込んでいきます。
そして最後にマスタードペーストを入れて、少し煮込めば出来上がり!
最後にマスタードペーストを入れるのが風味を新鮮に保てるポイントだそうです!
 

出来上がったお料理から醸し出る香ばしいマスタードの香りが食欲をそそります。

私の大好きなこのベンガル料理、いつも周りの友人に作ってもらうばかりでこの10年食べる専門でしたが、これからは私も作って大切なゲストに振舞えそうです…!!