実は12月中旬から数日前まで約一ヶ月、ミームというエクマットラで育った女の子が我が家にいました。

エクマットラアカデミーが開校する際に、男の子たちはアカデミーへ、女の子たちは私たちのパートナー団体へ移りましたが、
勉強が得意なミームはバロットシェイリーホームズという全寮制の名門校に受かり、入学することができ、それ以来普段はタンガイルにある寄宿舎で生活し、長い休暇になると我が家に来て一緒に暮らしています。

彼女と過ごした一ヶ月は、楽しくもあり、助けられたことも多々あり、私にとってとても思い出深い日々となりました。
一緒にお料理をしたり、お洋服づくりをしたり、娘がいたらこんなかんじなのかな?と。

12月には一緒にアカデミーに行き、ダッカ時代一緒に暮らしていた兄弟たちと久しぶりの再会を喜んでいました。
大きい男の子たちは彼女を妹として、小さい子どもたちは彼女をお姉ちゃんとして知っています。
路上からちびっこたちがエクマットラのダッカの施設に来た時に、始めにお世話をするのがエクマットラの女の子たちの役目だったからです。

弾けるような笑顔でアカデミーの子どもたちと近況を報告し合う姿を見て、今は離れて暮らしていても確かにある彼らの深い絆を感じました。





後編へ続く。