昨日はコックスバザールのストリートチルドレンについて書きましたが
もうひとつの側面として、ロヒンギャ難民の女性のことを書いておきたいと思います。

コックスバザールの海岸沿いにどこまでも広がる干し魚製造所。
ここでも自由を求めて難民キャンプから逃れてきた女性が働いていました。





この製造所からコックスバザールの干し魚がインド・ドバイ・シンガポール・マレーシアなど海外へ輸出されています。




作業場の中は、干し魚の懐かしい匂いでいっぱい。
日本の熱海の干物市場を思い出します。。。

 

 

 

 

ここで働く一人の女性とお話することができました。


難民キャンプの中では、食糧は配給でもらえるし生きてはいけるけれど
自分で収入を得ることは難しい。
離れて暮らす妹の結婚式のために、どうしてもお金が必要なので
なんとか逃れてきてここで働いているとのことでした。

ここではなんと一か月15000タカから20000タカというお給料を皆さんもらえているということ。
これはバングラデシュでの初任給の平均金額です。

皆さん笑顔で働いていて、良い職場なのだということが伝わってきました。
女性の表情からも、今は自分の足で立っているのだという誇りが感じられました。