通訳のお仕事で、バングラデシュのコックスバザールにあるロヒンギャ難民キャンプに行ってきました。

ロヒンギャ難民とは、ロヒンギャ族というミャンマーからバングラディシュを中心に避難している難民のことです。

ロヒンギャ難民の問題は歴史を遡ると第二次世界大戦あたりから始まっていて、現在に至るまで宗教の問題も含めて、一言では説明できないほど複雑です。

今回のお仕事では
・難民キャンプから逃げ出してコックスバザール市街に住むロヒンギャのストリートチルドレン
・難民キャンプができる前からコックスバザールに住んでいるロヒンギャ族の家族
・難民キャンプ内に住んでいるロヒンギャの方々
・日本に住んでいるロヒンギャの方
など、様々な状況にいるロヒンギャ族の方々のお話を伺うことができました。

昨夜ダッカに帰ってきてからも、ずっとロヒンギャの方々や難民キャンプでのことが頭や胸から離れません。

調べれば調べるほど、実際に色々な方のお話を聞けば聞くほど、安易に決めつけることの危うさ、私たち一般市民にまでこうした方々の情報が届くことの難しさを感じています。

お仕事上話せないこともあるので、難民キャンプでの出来事は自分の中で思考を続けて咀嚼しながら、少しずつこのブログにも書き綴っていこうと思います。
伝えたいことは沢山あるので、少しお時間をいただければと思います。

以下の写真は、ロヒンギャ難民キャンプの中にあるロヒンギャ文化センターの写真です。

ラカイン州の地図や脱穀機、
そしてバングラデシュでも人気の刺繍ノクシカタなど、ロヒンギャの方々の生活や文化が伝わる素敵な空間でした。