少し前のお話になりますが…


リオデジャネイロ五輪の陸上400メートルリレーで銀メダルを獲得された飯塚翔太選手が、先月中旬にバングラデシュへスポーツ交流のために訪問に来てくださいました。


大変光栄なことに、現地のベンガル語通訳として夫と私も飯塚選手の交流プログラムに同行させていただきました。





今回の飯塚選手の訪問は、日本とバングラデシュとの外交関係樹立50周年にあたる今年、JICAさんが主催で行われました。

飯塚選手とコーチの豊田裕浩さんは、バングラデシュだけではなく今までにも途上国でスポーツ交流をされてきた経験があり、スポーツを通じた国際貢献活動に精力的に取り組んでいます。


通訳をさせていただいた初日。

笑顔が爽やかな飯塚選手と、飯塚選手を温かく見守る豊田コーチの本当に素晴らしいお人柄に触れて、一流の方々は人間性も一流なのだと感じました。


交流プログラムの中では、バングラデシュの小中学生や現役陸上選手たちとウォーミングアップをしたり、走り方やバトンの受け渡し方などを、とても丁寧に現地の子どもたちや選手の目線で指導をしてくださいました。


そして私が感動したのは、交流プログラムを終えてから。






写真をご覧いただければ伝わるかと思うのですが…

現地の子どもたちの
「一緒に写真を撮って!」
「記念Tシャツにサインをして!」
というお願いに、身体をかがめながら、まさに“目線を合わせて”ひとりひとりににこやかに対応する飯塚翔太選手。

かなりの数の子どもたちがいたのですが、炎天下の中でもずっと爽やかな笑顔で、ひとりひとりの子どもたちを見つめながらお願いを叶えている姿が、走っている時と同じくらい素敵でした。

日本でも今回の飯塚翔太選手のバングラデシュ訪問が記事になったようです。

日バ50周年の今年、こうしたポジティブなニュースが現地から発信されることは、バングラデシュに住むいち日本人として本当に嬉しいです。

こうしたプログラムに関われたことを本当に光栄に思いますし、バングラデシュに来てくださった、飯塚翔太選手、豊田裕浩コーチに心から感謝です…!