今日はバングラデシュの戦勝記念日。
毎年この日はバングラデシュの国中に国旗が掲げられ、皆が誇らしく自国の勝利の日に想いを馳せます。

いつも子どもたちの誇らしい表情を見ていると、幼少期からこうした風景を自然と積み重ねてきて彼らの中に愛と誇りが育まれているのだなと感じます。

先日は、そんな子どもたちをバングラデシュで20年間育ててきた夫の決意動画をこちらのブログでも共有させていただきましたが、今日はエクマットラの応援者の方々へ向けたメッセージを是非共有させていただけたらと思います。

来年は美種物語として、日本でも沢山のセミナーやイベントを企画できたらと思っています!
日本の皆さんともお会いできる機会がありますように…!

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エクマットラの活動を応援して下さっている皆様へ
皆様、こんにちは。
エクマットラの渡辺大樹です!

2002年12月13日、バングラデシュに降り立ってから今日でちょうど20年になりました!
思い返せば、右も左も分からないバングラデシュ。12月13日に夜のダッカ空港に降り立ち、暗闇の中、柵の外にギョロギョロした無数の目が光っているのを見て、体の芯からぞくぞくする感覚と、ここがこれからの自分の舞台になっていくんだという何とも言えない高揚感を今でもはっきりと覚えています。

あれから20年、本当にいろいろなことがありました。

必死でベンガル語を覚えて、ダッカ大学に飛び込んで、生涯を共にできる仲間達と出会えたこと。

その仲間達とエクマットラを立ち上げて、子ども達の目の色が変わる瞬間に出会えたこと。

子育てなどしたこともない自分が、いきなり10数人の親になり、彼らに振り回され、寝る時間もなく、最後倒れてしまった子ども達との共同生活。

あまりにも不条理で、抑圧されている子ども達と、気が遠くなるような格差を痛感し、その問題意識からシュボが中心となって作り上げた映画「アリ地獄のような街」

日本とバングラデシュで200回を超える上映会と、そこで出会えた多くの大切なつながり

何度も何度も土地を探しては、様々なトラブルがあり購入できず、最後にたどり着いた桃源郷のような場所、ハルアガット

ダッチバングラ銀行の会長から建設資金を出すと確約をもらえ、嬉しさのあまりシュボと背中をたたき合ったあの日

建設が全く進まず、砂漠に水を撒いている感覚にとらわれ、もがき続けた数年間

日本の方々から大きく背中を押してもらって完成にこぎつけられた夢にまでみたアカデミー

路上で生まれた子ども達の中から、大学生が出て、果てしない人間の可能性を感じられたこと

自分が受けてきたチャンスと恩を、ちゃんと次の世代に返したいとフィールドスタッフとなり、今まさに路上で生活する子ども達の人生を変え始めている頼もしい卒業生たち

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こうして書いていくとキリがなく語りつくせないのですが、一つ一つが本当に大切な宝物のような出来事です。


この20年間を振り返ったときに、一番に感じるのが、良き時もうまくいかない時も、共に走ってくれた仲間たちの存在への感謝と
いつもどんな時も応援し、支えて下さってきた皆様への感謝の気持ちです。

今日から新しい20年が始まるということで、今までの20年間の感謝の気持ちと、これから20年間の決意と覚悟を、語らせて頂きました。
9分ほどの映像となってしまい少し長いですが、20周年の記念日だからということで、皆様の貴重なお時間を頂きご覧頂けたらありがたいです。

皆様、本当に本当にありがとうございます!
そしてこれからの20年、どうぞよろしくお願いいたします!! 

渡辺大樹
エクマットラ

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▼YouTube『20周年の決意表明』
https://youtu.be/5O2xGf9TwsU

▼新しいウェブサイトが出来ました!
https://japan.ekmattra.org/

▼添付のチラシも併せてご覧ください!