明日10日にはコルバニ・イードというイスラム教の犠牲祭が行われるため、アカデミーに来ています。

出発前に、ベランダに水やりに行くと、すくすくと、芽が育っていました。

種を植えてから、息子は毎日朝早く起きて水やりをしてくれるし、わたしも芽の成長を見る楽しみが増えました。

留守の間の水やりをご近所さんに頼んだので、このまま順調に育ってほしいなあと願うばかりです。





そうしてやってきたアカデミーには、犠牲祭のための立派な牛がいました。

数日後には食べられてしまう運命。
せめてそれまではと、皆牛を洗ったり食べものをあげたり、子どもたちも大切にお世話をします。

屠られたお肉は貧しい方々に分けられ、感謝をしながらみんなでいただきます。

育つこと、枯れること、収穫すること、屠ること、食べること…

すべてが「生きること」に含まれていて、私たち人間の業と罪の深さを感じる犠牲祭です。