今日は心温まる素晴らしい光景を見ることができ、感銘を受けたので、是非日本のみなさんにも共有させていただければと思います。
明日12月16日はバングラデシュの戦勝記念日。
アカデミーに向かう道すがら、公私共にお世話になっているTM Textiles & Garments limitedさんの工場に久しぶりに立ち寄らせていただきました。
バングラデシュ工場を取り仕切るトップの進東さんは、一言で言うと、とにかく愛が溢れた方で。
草の根で活動している私たちにもいつも大変良くしてくださり、アカデミー開校時は寄付をくださったり、子どもたちのために毛布をプレゼントしてくださったり、工場でライブをさせていただいたり、本当に色々お世話になっているのですが、
お仕事にも工員さんたちにも、とにかく愛を持って、工場を運営されている方なのです。
工場に掲げられた
「自分のお母さんへ贈れるものを作ろう」
という素敵なスローガン、
工員さんたちが首から下げている家族の写真入りのIDカード、
そして毎週スタッフさん全員へのさようならのお見送り…。
何度も工場を見学させていただきいつも思うことは、素晴らしい環境はもちろんのこと、ここで働く皆さんが本当に笑顔で、生き生きと働かれている姿が素晴らしいということです。
それはきっと、進東さんが愛と想いを持っていつもみんなのために試行錯誤されてきた積み重ねなのだと感じています。
今日は木曜日で、ちょうど進東さんが皆さんに感謝を込めて手を振りさようならをする日だったので、見学させていただくことに。
さようならをする、と一言に言えど
工員さんの数は約5000人です。
5000人分のさようなら、気をつけてね、を
何年も毎週、継続されているのです。
本当にすごいことです。
7時になり、お仕事を終えた工員さんが工場から出てきました。
進東さんのお見送りが始まります。
30分くらい経った頃でしょうか。
ようやく人が少なくなり、最後はバイク通勤の皆さんに手を振る進東さん。
本当に最後の一人まで、笑顔でお手振りをされていて、社長自ら皆さんにお見送りをしている姿は本当に素敵でした。
「これをやめる時は、私がバングラデシュを去るときです」
とおっしゃる進東さんは、いつも工員の皆さんのおかげで工場が運営できているという感謝を込めてこれからもこのお見送りを毎週続けていかれるそうです。
こうした素晴らしい先輩方がこの国にいらっしゃることは、同じ日本人としてとても頼もしく、誇らしく思います。
今日は本当に、感動した一日でした。
そして、少しでもこの活動をこの国の中でも紹介したいと思い、今日は私たちのFBページとYouTubeチャンネルでも紹介させていただきました。
日本語でインタビューさせていただいているので、このブログをご覧の方もぜひご視聴いただければと思います!
合わせてチャンネル登録も是非、よろしくお願いいたします。
《BAJNA BEAT special interview》
↓以下をクリックすると動画を視聴できます。