11月20日の世界子どもの日「World children's day」。
ダッカでも路上生活を送る子どもたちが多いコムラプール駅の近くで、子どもたちのためのイベントが開かれました。

同じく子どもたちのために活動するいくつかのパートナー団体と共に、私たちも参加をしました。




当日のイベント準備を行ったのは、ポテルスクールというこの国の若者たち。
エクマットラで育ったシュモンも、同世代の彼らと協力し合いながらフィールド活動を行っています。
 
 
 
 
このイベントには、テレビ局アナウンサーのタシュビア・アナンさんも駆けつけてくださいました。

こうしたメディアで活躍されているバングラデシュの有名人が、NGOのイベントに参加してくださることは本当にありがたいことです。
彼女の発信を通じて、沢山の方に活動を知っていただく機会となるからです。
 
 
 
 
私たちと同じく、ストリートチルドレンのための活動をされているブラザー・ルシオさん。
イタリア人のルシオさんもベンガル語を話し、現地に根を下ろし長年この国で社会活動をされているNGO仲間です。
 
 
 
 
私たちエクマットラもチームで参加しました。
この中には、4人の卒業生がいます。
今はみんな自立しながら、現在も路上で生活する子どもたちのためにフィールド活動に参加してくれています。
 
私が来たばかりの2012年約10年前は、少年だった彼らが
今は青空教室の先生や運営のスタッフとなり、子どもたちを支えている。
本当に尊いことだと感じています。
 
 
 
 
子どもたちが大好きなチョコレートケーキでお祝い。
 
 
 
 
野外の会場の真ん中にはキャンプファイヤー。
この日は沢山のゲストが駆けつけてくださり、火を囲む形で子どもたちのパフォーマンスやスピーチをみまもりました。
 
 
 
 
そして、イベントの終盤に行われた子どもたちみんなの渾身のダンス。

俺たちは自由だ!
という歌と共に、元気よく踊り、回り、逆立ちし…
大きい子も、小さい子も、照れ屋さんの子も、身体が不自由な子も、
みんなが一生懸命心を込めて踊っている姿に胸を打たれました。
 
みんなの勇敢さ、気持ちの迸り、生命の輝き、とても素晴らしく、感動しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
パフォーマンスが無事終わり、達成感に満ちた顔の子どもたちは本当に良い表情をしていました。

最後はみんなでファヌーシュと呼ばれるスカイランタンを空に上げました。
火をつけて程なくして、蒸気でランタンは空に上がっていきます。

ランタンが舞い上がり夜空に明かりを灯しながらゆっくりと上がっていく様は希望の象徴のようで、見えなくなるまでみんなで見上げて、手を振り続けました。