この9月18日にリリース予定の私たちBAJNA BEATのファーストアルバム「LIFE」。

 

この「LIFE」は、四年間にわたり音楽活動をしてきた想いを全て詰め込んだ集大成です。

 

現地でこの国の方々と共にベンガル語で活動をさせていただいている私たちですが、今回のアルバムはバングラデシュの方々はもちろん日本の方にも是非聞いていただきたいという想いで、アルバムのブックレットには日本語の歌詞を添えています。

 

そして…収録されている全10曲について、どんな曲なのか、どんな思いで制作したのか、もしくはカバーしたのか、
バングラデシュで応援してくれている方々や日本の皆さんにもお伝えしたいと思い、アルバムに収録されている曲を紹介していくシリーズ動画を私たちのYoutubeチャンネルにアップしました。

《BAJNA BEAT The first album "LIFE" Releasing series part7》

こちらをクリックすると動画を視聴できます↓

 


 

 

今回はこのアルバムと同じ名前の10番目のラストソング「LIFE~100年後の君へ~」です。


このアルバムはもともと全9曲、私たちの代表曲である「Sonaly」で終わる予定でした。
けれど…長引くコロナ禍の中で、ロックダウンの中で、変わってしまった世界の中で

自分の人生、生と死、生きる意味…
そんなことを考えながら
この時期にアルバム制作をしてきたことの証として
今の想いやメッセージを歌にしたいと思い、レコーディングと並行しながら作った曲です。

100年後、というのは以前もこのブログで書きましたが
自分が生きる10年後でもなく
想像できないような1000年後でもなく
きっと、自分や周りのひとは生きていないけれど、その後の世界に生きる誰かへ…
そんな、未来への愛を込めて100年後の君へという副題をつけました。

私たち人間は、とても自己中心的な生き物です。
自分のことや自分の子どもにとって良いことばかり、ともすれば考えてしまいそうになりますが
エクマットラの活動をしていて思うことは
あともう少し、少しでいいから
みんなが自分のことばかりではなく、自分以外の人のこと、
血が繋がっていなくても地球の宝物である子どもたちのこと、
社会のこと、世界のことを考えたら、そして行動したら
きっと世界はもう少し笑顔が溢れて、路上から子どももいなくなるのに、ということです。

難しいことですが、自分の生きる意味を考えた時に
この世界にとって良いもの
美しいものを少しでもいいから残せたら…
そんな思いが溢れてきて
この歌が生まれました。

それは形のないものかもしれないし、人によってそれぞれ違う形やものだと思います。
けれど、その一つとして
私たちはこの歌を、このアルバムを
この世界に捧げたいと思います。

もしも100年後、私がいないこの世界に生きる誰かが
私たちの歌を聴いて何かを受け取ってくれたら…
そんなに幸せなことはありません。

 

私の歌詞に水谷君が素敵なメロディをつけてくれて
ディプトくんという弟のように思っているベンガル人の男の子が翻訳してくれて
バルアさんという詩人の方が音楽に合うように歌詞を調整してくれて
その後T's musicさんの音楽家の方々により、LIFEという名に相応しい、本当に素晴らしいアレンジとなりました。
ピアノも、コーラスも、歌の前後にある優しい秘密も…
私たちだけでは出来なかったことばかりで、初めて日本から送られてきた音源を聞いた時の感動は今でも覚えています。

自分たちの曲ですが、胸をはって名曲と言えるくらい
この曲を聞く度に日々心洗われ、癒されています。
そんな曲です。
是非上のリンクから動画で視聴いただければと思います。
そして早く皆さんに、前編お聞かせしたいです!

 

また、この曲紹介シリーズは今回で最後となります。
シリーズの中で紹介しなかった残り2曲は、水谷君と私がそれぞれソロで歌うカバーソングで
そちらは是非アルバムを全編聞く時のサプライズとしてお楽しみいただければと思います。

只今日本側とCDの販売サイトの準備を進めておりますので、そちらが整いましたらこのブログでもご紹介させていただきますね。

 

このアルバム曲紹介シリーズ、前回までの記事はこちらからご覧になれます↓

第一回目に日本語字幕の出し方も書いてありますので、このブログを読んでくださっている皆様にも是非日本語で曲紹介トークを聴いていただき、それぞれの曲へ込めた私たちの想いを感じていただければと思います(*^-^*)