バングラデシュの大切な友人のひとり、ミミちゃん。

ミミちゃんって、そもそも名前がとても可愛らしいのですが
お洒落で、頭が良くて、プリプリしたキュートな容姿、そして豪快な笑顔には明るさがはじけていて。

 

ミミちゃんも元々は夫と同じダッカ大学のクラスメイトで、エクマットラの創立メンバーのひとりですが
バングラデシュに住み始めたばかりの頃、一緒に暮らしていた時期があるので最早姉妹のような存在です。

 

ミミと旦那さんの二ロイと(二ロイも創立メンバー!)、暮らしていた一年は本当に賑やかで楽しい時期でした。
妊娠中から、出産後の大変な時期でもあったのですが、
つわりの時も、産後鬱っぽい時も、
ミミちゃんの明るさにとても支えられました。

 

バングラデシュって、妊娠すると
「もう動いたり何もしないで!」「妊婦は二人分食べろ!」と言って
周りがすごい量を食べさせるのですよ。。。

日本ではむしろ、お産に必要な体力をなくさないために直前まで歩いてください、とか
健康に悪いので必要以上に太りすぎないでください、と言われる中
本当に、びっくりするくらい情報が全て20年くらい前なのです。

 

しかも、栄養つけて!と友人がお祝いに持ってきてくださるものが
これまたこってりカレーだったり、スパイシーだったり、はたまた甘すぎたり…で(;^_^A
つわりが酷い時期は本当に何も食べられなくて

日本人の夫は、「無理して食べなくていいよ」と味方になってくれていたのですが
皆さんが自分と赤ちゃんのためにつくって持ってきてくれたことを思うと食べないのも申し訳なくて
ちょっと食べられそう、と口をつけては、気持ちが悪くなる…その繰り返しで。

そんな中、ミミちゃんはいつもライチの皮をむいてくれたり、美味しいマンゴーを選んでフレッシュジュースを作ってくれたり…新鮮なフルーツで私の心の拠り所を作ってくれました。


ミミちゃんは大家族で育ち、姪っ子や甥っ子を小さい頃から子守していたこともあり、赤ちゃんの息子をよくあやしてくれました。

最近、ロックダウン前に会った時に二人でその時期のことで盛り上がって…

「あの時は一時も手が離せなくて、早く赤ちゃんから大きくなれ~って思ってたけど、今は懐かしいねぇ~」
「ほんとほんと、あの柔らかくてお乳の匂いの赤ちゃんのぬくもりがよかったよねぇ~」

なんて、老夫婦さながらの会話をしました(笑)。

私も、夫も、息子も、本当にこの国で良い人々に囲まれているなあと、しみじみ思います。

ロックダウンで迎えた新年の日、赤いサリーを身に纏ったミミちゃんの写真が携帯に送られてきました。

相変わらずお守りになりそうなくらい、ハッピーなオーラ全開のミミちゃんです✨