前回メイクについてのお話をさせていただいたので
 
今日も少しその続きを…。
 
バングラデシュにいて、感じることは
メイクやファッションが、もしかして日本で言う「バブル時代」みたいなかんじ…?
ということです。
 
その時代、わたしは大人として経験したわけではありませんが
 
相手を威嚇するかのように立ち上げた前髪、
派手なアイシャドウ、色の濃い口紅、そして目立てば目立つほど良い衣装…。
 
映像や写真でみる「バブルなお姉さま」にそっくり!
 
 

 
 
この写真は、近くの美容院のお姉さんなのですが、今年のトレンドはこのカラーよ〜とのこと。
 
こうした華やかで派手なヘアメイクが今もバングラデシュでは良しとされていて、
日本のようにナチュラルメイクやナチュラルヘアをしている女性はまだまだ少ないです。
 
例えば、日本でいう「無造作ヘア」風のスタイリングをすれば「マエ、寝癖ついてるよ!」と言われ
ネットで可愛いと思って真似した「ルーズアップヘア」などしようものなら「パゴル(こちらでらクレイジーな人という意味(^_^;))みたいだよ!」と言われ…。
 
逆に、髪をきっちりストレートにブローした時や、くるくるのカールにした時はすごく褒められるので、きっと分かりやすい形が好まれるのでしょうね。
 
衣服もカラフルでキラキラなデザインが主流なのでそれに釣り合うようにとメイクにも力が入っているのと
 
あとは、まさにバブル時代がそうだったように、発展途上の上がっていっている社会の空気がヘアメイクにも反映されて、イケイケな雰囲気が求められているのだと思います。
 
個人的には、バングラデシュの女性は目鼻立ちがくっきりで、羨ましいくらい天然のアイラインが睫毛でぎっしり描かれているので
それ以上足さずにむしろ引き算メイクくらいで十分美しい、と思うくらい
 
私がビューラーで一生懸命睫毛をあげているのを見て友人たちは
「すごい!そんなの初めて見た!」
と驚いていましたし。
 
確かにあんなにクリンとしたつけまつげのような睫毛ならビューラーいらずだよなあ、と
最近睫毛が減ってきた自分としては、心底羨ましいです…(/_;)
 
日本の美意識とバングラデシュの流行の狭間で、今日も最善を模索しているわたしです。