前回は和菓子だったので
今回はバングラデシュのお菓子のお話。
 
バングラデシュにはミスティという糖度200%くらいのお菓子があります。
 
これはケーキと同じで、おめでたい時に皆で食す食べ物ではあるのですが
祝われる人が周りの方々へ振る舞う、というのがバングラデシュ流。
 
まさに幸せのお裾分け、というかんじでしょうか。
 
だからお誕生日でも、結婚式でも、就職祝いでも、幸せな本人が皆のために準備をするのです。
 
だいたいKGで箱詰めで売られているのですが、バラ売りもOK。
 
洗練された甘さに慣れている日本人の方々は、甘すぎる!と砂糖汁に浸ったミスティを敬遠する方がほとんどですが
私はけっこう好きで、単品でも購入してお家でよくいただいています。
 
 
 
 
こんな感じで、グリーンティーといただくととても美味しく。
甘過ぎる甘さが脳に染み渡り、癒やされます。
 
わたしは煙草も吸わないし、お酒もあまり強くないのですが、甘いものだけは…自信があります。
 
 
 
 
これはマライと呼ばれる、揚げドーナツの砂糖汁浸しに練乳のようなクリームが挟まったもの。
 
自分で解説してて思いましたが、めちゃくちゃカロリー高そうですね(笑)。
しかし、美味しいものはカロリーが高いんだ、過酷なバングラ生活できっとその分エネルギーを使っているはず!と開き直り、臆することなくこれからも摂取していこうと思います。
 
 
 
 
中はしっとりした食感です。
こんなに甘いのは、砂糖が高級品だったことから、甘ければ甘いほど高価な価値のあるものという概念の中で作られたものだからと聞きました。
 
 
 
 
こちらはオーソドックスなミスティ。
ころんとした形が可愛らしい。
 
 
 
 
バングラデシュではお酒は禁止だし娯楽が少ないので、男性もみんなお茶やさんに行くのが楽しみだったりするのですが、
 
おじさまたちが集まって、お茶を飲みミスティを食べている姿はなんだか愛くるしいです。
 
頭が痺れるような甘さのこのお菓子、バングラデシュにいらしたら是非体験していただきたいものの一つです!