皆様 新年あけましておめでとうございます。

 

いつもこのブログを読んでいただきありがとうございます。

書きたい時につらつら書いている気まぐれなブログですが、今でも沢山の方がのぞきに来てくださっていること、本当にありがたいことだと思っています。

日本ではまだあまり知られていないバングラデシュの魅力が伝わるよう、今年もこの国から良いニュースを発信していきたいと思います。

またエクマットラの活動のこと、ハンディクラフトのこと、また音楽活動や個人的な思いも書き綴っていこうと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

今はSNSの時代ですが、わたしはツイッターもインスタも行っておらずで、友人との連絡用やお知らせ用にFBをやっている程度。
というか、私は文章を書くとだいたい長くなってしまい、短い一言が書けないため、ツイッターもインスタも向いていないとよく言われます。。。

なので、このアメブロさんにつらつら書くのが性に合っているようです。


ちなみに、エクマットラJAPANとクラフト工房のインスタは現インターンのさあらちゃんが頑張って投稿してくれています!
ぜひインスタをされている方はフォローをよろしくお願いいたします。
JAPANは子どもたちの元気な姿が、クラフト工房は可愛い手工芸の写真がご覧になれます。

エクマットラJAPAN 公式 Instagram

https://www.instagram.com/ekmattrajapan/
エクマットラハンディクラフト 公式 Instagram

https://www.instagram.com/ekmattra.handicraft_factory/

 

 


 

 

大晦日にも投稿したのですが、年末年始は農村で過ごしておりました。

そこには電気も電波もないことが多く、その分自然の中で世界や自分との対話を静かにすることができました。

 

夜は焚火をしながら暖をとっていたので、炎を眺めていると昨年の色々なことが浮かんできました。

2020年は外面的には身動きがとれない一年でしたが、その分内面的に深く掘り下げることのできた一年であったように思います。
燃え盛る炎の中には、静かに熱く滾る薪があるように。

それこそが、人生の芯となる大切な部分なのだと。

 

 

 

2020年が終わるまでに、今エクマットラの施設にいない子…
エクマットラのアカデミー、ガジプールの女の子の施設、ダッカのチルドレンホーム、それらから様々な理由で出て行ってしまった子どもたちに会う、という目標があったのですが
時間をかけて、探して、ひとりひとりと会っていく中で、たくさんの気付きと学びと、そして心の交流がありました。

彼らの人生のとても個人的な話なので、名前や写真を出してここに記すことは控えますが
集団生活に馴染めずに飛び出した子、お兄ちゃんたちと喧嘩した子、勉強が嫌になってしまった子、恋愛をして駆け落ちをした子、妊娠をした子…
この8年間だけでも色んな子がいました。
ご縁があって入所した子どもがエクマットラから去ってしまう時は何よりも喪失感を感じるときで、
こんなに私たちはこの子のためを思っているのに、なぜ、どうして、とその時ばかりは思ってしまうものですが
時間が経ち、お互い冷静になって話し合うと分かりあえる部分もあり、会いに行って本当に良かったと思いました。

 

人生は長いようで、短い
そして短いようで長くもあり…
一度手放した縁も、努力することでまた繋がることもあるなら
限られた人生の中で、その努力をし続けていきたい、と思いました。


また、子どもたちと話していく中で、大人同士の人間関係と同じで
相手を尊重すること、相手のためという気持ちを押し付けないこと、
とても大事だと改めて思いました。

 

私たちは全てを分かりあうことはできないけれど
分かろうとする努力をすることはできる。
そういう姿勢を活動の中で大切にしていこうと。

 

 

そして2020年にやりきれなかったことも、反省を込めて振り返りました。
仕事や活動の細々したことで言えば数えきれないほどあるのですが、私の個人的な部分で言うとふたつあり

ひとつは世界一周旅行記、もうひとつはアルバムのレコーディングです。

 

旅行記はロックダウン中に書き始め、書きながら自分の辿ってきたルーツや出会った人々のことを思い出せて、本当に始めて良かったと思っているのですが、仕事が再開してからはなかなか時間がとれずにフェードアウトしてしまいました。
スペイン、アメリカ、とまだ2週間分ほどの最終章が残っているため、時間を見つけて気長に書き続けていきたいと思います。

 

そして…レコーディング。

こちらは昨年末までには必ず完了したかった目標のひとつだったのですが、

スタジオのサウンドディレクターが体調不良になったり、私たちも仕事の納期に追われたりで
とうとう今年まで持ち越してしまいました。。。
自分たちではどうすることもできない不可抗力、ということの無力さを大変痛感しながら
あと三曲、なんとか今月中には録り終えられるように、今スケジュールを調整しています。

 

このレコーディングした歌声は、今年中にはどこかでファーストアルバムとして皆様にお届けできる予定。
ベンガル語歌詞と共に、日本語歌詞もつけて歌詞カードも作成中ですので、このブログを読んでくださっている皆様にもぜひ聴いていただきたいなあと思います。

 

 




そんなわけで、今年も長文とお正月らしからぬ夜の写真からスタートしたこのブログですが(笑)

夜の河に映るお月さまは本当に綺麗で、古今東西で謳われてきた美しさをお裾分けしたく。。。


今年は皆様にとっても希望溢れる一年となりますように
笑顔溢れる一年となりますように!

 

バングラデシュからお祈りしています。

 

2021年 新春 渡辺 麻恵